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(23)片側顔面痙攣_最後の外来(手術から3週間後)

手術から3週間後、退院後の外来です。
退院してから近所の散歩程度しかしていませんでしたが、電車移動(しかも朝ラッシュに若干かぶる時間帯)も問題ないくらい体力は回復しています。

残念ながら前日から少し頭痛があり、あまり調子が良くありませんでしたが、なぜか病院に着いたら改善してきました。もはや三井記念病院に安心感があるのかな?笑
入院前は入ったことがなかった売店も、今や前を通るだけで常連客のような気持ちです。

受付を済ませ、2階の外来エリアへ。比較的早く診察室前のベンチに呼び出し表示がありました。

痙攣のない状態で、いつもの席で待っているのが何だか感無量です。

順番が来ると、今までより元気に先生へ挨拶している自分がいました。
先生は私が診察室に入った瞬間から、痙攣がないか顔をじっと見てくれていたように感じました。

手術後から痙攣がないこと、体調に大きな問題がないことをお話しすると、お決まりの「目をぎゅっとして開く」チェックです。先生から「うん、何も無いね」とお墨付きがもらえました。わーい!

そして傷跡チェックです。こちらも「問題ないね」とのことで一安心。自分で触るとまだ違和感(傷のつっぱり、ひりひり感、凹凸)があるので少しだけ心配だったのです。

処方薬の追加が不要なことなども確認し終わると、
普段クールな先生もニコニコ笑顔で「もう終わりにして良いと思います」とのこと!涙涙

不安なら翌月にもう一度外来を入れても良いと言われましたが、先生が「もう大丈夫だと思う」とおっしゃっているし、大きな体調不良や不安もないので無しにしてもらいました。
万一何かあったら連絡すれば良いそうです。

先生とお会いできるのは、きっとこれで最後です。
「本当に感謝しています。ありがとうございました。」と心を込めて伝えて、診察室を出ました。
もっとおしゃべりが上手ならお伝えしたい感謝はたくさんあるのですが…気持ちは伝わったと思いたいです。

退院日と同じように、病院を出て入院棟を見上げ、感慨深くなりました。あんなに悩んでいた痙攣は魔法のように無くなって、もう通院もしなくて良いのです。
帰り道、また少しウルっとしてしまいました。


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