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(6)片側顔面痙攣_三井記念病院での初診

2019年12月に、紹介状とMRI画像を持って秋葉原にある三井記念病院に向かいました。手術の約3年前です。

とても綺麗で大きな病院で、少し気持ちが救われました。

しばらく待って診察室に入り、初めて先生にお会いしました。3年後に執刀医となる先生です。
先生は写真で見るよりもイケオジで、シュッとして格好良いです。ニコニコフレンドリーなタイプではないので少し緊張しましたが、威圧的な感じではありません。

お決まりの片側顔面痙攣チェックの顔の動きをした後、やはり私はそうであることと、紹介状を書いてくださったクリニックで受けたのとほぼ同じ説明をしてくださいました。

三井記念病院で以前発行された院内誌で、片側顔面痙攣について取り上げられた記事も見せていただき、とても分かりやすかったです。
事前にネットで見ていたけれど、説明が入ると実感も湧きます。

◆ともに生きる vol. 14 三井記念病院
https://www.mitsuihosp.or.jp/media/14.pdf

また、自分でどんなにMRI画像を凝視しても全然わからなかったので、「この画像を見て、片側顔面痙攣と判断できるってことですか?」と聞いてみたところ「そう。ここ!」と教えていただきました(この時はよくわからなかったけど…)。症状でも、画像でも判断できるならもう逃げようがありません。

当然、手術かボトックスか。もしくは一旦検討か。ということになります。
私は一刻も早く何らかの手段をとりたかったのですが、開頭手術がどうしても怖くて、その場で手術お願いしますとはやっぱり言えませんでした。

先生は「まだ若いし、手術しちゃった方が良いと思うよ」と言ってくださったのですが、どうしても無理でした。対処療法と分かってはいましたが、手術は怖いからまずはボトックスをやってみたい。と伝えました。

すると先生は「了解。ボトックスは2〜3ヶ月しか持たないし、継続しなきゃいけないけど、ボトックスで痙攣が止まってハッピーに過ごせるならそれでも良いし。」と言ってくれました。

念のため今後「やっぱり手術を受けたい!」と思ったらどうすれば良いか確認したところ、ボトックス注射をする部屋はこの診察室とつながった隣なので、ボトックスの先生に伝えればすぐ託けてもらえるとのことでした。

それならすぐ手術モードへシフトできて良いなと思いましたが、希望を出してから手術日までは約10ヶ月待ちとのことで、びっくり!でも、十分心の準備ができる…とも思いました。
びっくりしていたら、先生が「ごめんね」とおっしゃっていました。

最後にダメもとで、「日常で改善や悪化防止のためにできることはありますか?生活習慣とか食べ物とか…」と聞いてみましたが「無いんだよねぇ」とハッキリと返答が。
もうどうしようもないんだな…と実感しました。

早速、年明けにボトックスの予約を入れてもらい、この日は帰宅しました。

帰り道、根本治療には開頭手術が必要という事実がショックで「人生って色々あるんだな。まさか自分が開頭手術するかもしれないなんて…」と感傷的になり、演歌の「人生いろいろ」がずっと頭の中で流れていました(このフレーズしか知らず、ずっとここだけ繰り返し…笑)。

初診の帰り道

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