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(10)片側顔面痙攣_手術の決心

このように辛さが増しに増していたある秋の日、仕事で外出をしました。
年に一度開催される展示イベントで、毎年とても楽しみにしているのです。

最寄駅で先輩を待っている時、強い痙攣と引き攣れが出てきました。
楽しみにしていたイベントなのに、痙攣が…と思いつつ、イベントが楽しみでポジティブな気持ちでした。

そこで突然、「手術しちゃおう!楽しみにしていたことが、楽しめない!」という気持ちになったのです。
※実際には色々なことが積もり積もって…だと思いますが

先輩が待ち合わせ時間に遅れていたので、その間に片側顔面痙攣の手術を受けた方々のブログをたくさん読みました。

そこには手術後に左右対称に戻った笑顔の写真や、今は痙攣を忘れている、という喜びにあふれた内容が…。手術に少し希望を持てました。

さらに後日、手術に関する医学的な記事や病院のホームページ、リスクなどのネガティブな情報や手術内容など、私が調べられる限りのことを時間をかけて読み込みました。

それでも最終的に、
・やっぱり根本治療をしたい!
・手術して万一改善しなくても、万一リスク(聴覚障害など)に当てはまってしまったとしても、「できることはやった」と思いたい!

と気持ちの整理が着きました。開頭手術への不安よりも、改善したい!治したい!手術して失敗したとしても後悔しない!と言う気持ちが確実に上回ったのです。

この時は2021年11月。次のボトックス注射は年明けでしたが、それまでこの気持ちが揺らぐことはありませんでした。

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