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自作PCと構成について

今回は私が現在使用している自作PC2機種について、現在の運用方法や構成などを書いていきたいと思います。


メインPCの構成と運用

現在使用しているメインPCで組み上げから丸2年ほど(2023.02.14現在)経ちますが、大きなトラブルもなくゲーミングユースからデータ取りのベンチマークなど多様な役割を担っています。

私はTwitchという配信サイトにてゲーム配信を行っており、当初はこのPC1台でゲームと配信を行っていましたが、現在は配信部分をサブPCの方へ分担しています。

メインPC:パーツ構成

CPU:AMD Ryzen 9 5900X + DeepCool AK620WH
GPU:SAPPHIRE NITRO+ AMD Radeon™ RX 6900 XT
M/B:ASRock X570 Taichi
RAM:CORSAIR VENGEANCE RGB PRO 3200MHz 16GBx2(32GB)
System Disk:WD SN850 NVMe 1TB
Game Disk:WD SN750 NVMe 2TB
Storage Disk:WD SN750 NVMe 2TB
PSU:Seasonic PRIME PX-1000
CASE:Fractal Design Define 7 Compact Light TG White
FAN:Lian Li UNI FAN SL120 WHITE
OS:Microsoft Windows 10 Pro
Caputure Card:Elgato Game Capture HD60 Pro

メインPC:パーツ紹介

・CPU
AMD Ryzen 9 5900X 12C24T 3.7-4.8GHz

AMD製CPUでZenシリーズでは第4世代にあたるZen3アーキテクチャ採用のRyzen5000シリーズCPUです。

8C16T以上、16C32T未満と立ち位置としてはやや中途半端感はありますが
ゲーミング時のコア性能、複数アプリケーションの同時運用とコア数による安定性を天秤にかけた結果、当CPUを選んでいます。

・CPUクーラー
DeepCool AK620 WH

DeepCool製の空冷タイプCPUクーラー、ツインタワー構造ながら使用ファンが120mmのため全高が抑えられておりケース、メモリ両方への干渉が少なく組み込みやすいクーラーです。

当初はNoctua製NH-D15を使用していたのですが、あちらは140mmファンのため各所の干渉に気を使わねばならず、R23ベンチマーク時の温度測定でもほぼ変わらないかAK620が若干優秀な値を出したため乗り換えました。

・GPU
SAPPHIRE NITRO+ AMD Radeon™ RX 6900 XT VRAM 16GB

AMD製RadeonGPUのRDNA2世代からRX6900XTファクトリーOCモデル。

RadeonGPU専売でもあるSapphire製のハイエンドラインであるNitro+モデルで空冷タイプでもしっかりと冷え、室温20℃環境であればフルロード時でも75℃前後と非常に扱いやすいグラフィックスカードです。

・Mother Board
ASRock X570 Taichi

ASRock製のAMD対応となるX570チップセットを搭載したATXサイズマザーボードで安定性が高く、ユーザー数も多くトラブルシューティングが最も進んでるモデルということで採用しています。

・RAM
CORSAIR VENGEANCE RGB PRO DDR4 3200MHz 16GBx2(32GB)

CORSAIR製DDR4メモリーでOCメモリーなのでXMPで3200MHzに引き上げています。

本製品はいくつか種類があり、私が使用しているのはAMD製CPUとの相性保証がされたZモデルを選び使用しています。

・SSD
Western Digital WD_Black SN850 Gen.4 NVMe 1TB
Western Digital WD_Black SN750 Gen.3 NVMe 2TBx2

Western Digital製NVMeSSDとなるSN850とSN750をシステムディスクとストレージディスクとして用途別の3枚構成で使用しています。

PC立ち上げや各種アプリケーションソフト起動に使用するシステムディスクには速度を重視して、Gen.4 NVMeとなるWD_Black SN850を採用しゲームディスクとドキュメント用のストレージディスクには併用時の発熱量を鑑み敢えてGen.3 NVMeを使用しています。

・PSU
Seasonic PRIME PX-1000 1000W

電源には長期の安定運用に定評のあるSeasonic製から80+Platinum 1000Wモデルを選んでいます。

今回メインPCに求めたのは「長期運用の安定性」なので、定格運用をする上で最も適性の高い電源としてSeasonic製を採用しました。

・CASE
Fractal Design Define 7 Compact Light TG White

PCケースにはATXタイプでありつつ、各コンポーネントの収容性と比較的小型なサイズを両立したFractal Design製、Define 7 Compactを選んでいます。

こちらのケースは裏配線スペースこそ一般的なATXケースと遜色ない仕様ですが、上面にあたるトップパネルの取り外しが可能でマザーボードの組み込みがやり易く、手頃なサイズでオススメのPCケースです。

・CASE FAN
Lian Li UNI FAN SL120 WHITE

一般的なARGB系ファンとは異なりファンブレードではなく、一部フレームが発光するタイプのファンで値段も他社と比較するとARGB系でも高額な部類ですが、独自機能としてフレーム側に接点がありファンを連結させることで一々ケーブルを繋げなくともデイジーチェーンが可能という構造になっています。

・OS
Microsoft Windows 10 Pro

OSは現状最も安定性が高いWindows10を選び、エディションはアップデートスケジュールなどにある程度融通が利くProを使用しています。

・Caputure Card
Elgato Game Capture HD60 Pro

Elgato製内蔵式キャプチャーカードで1920x1080 60FPSまでの解像度に対するキャプチャーとパススルーに対応しており、配信作業をサブPC側へ譲った現在ではやや使用頻度が低下していますが、4K配信や録画を行わないのであれば現在でも十分な性能を持ったキャプチャーカードです。


サブPCの構成と運用

2022.11月頃から運用している配信用のサブPCで、元々はデータ取り用の実験機だったのでその名残でオープンフレームで組み込んでいます。

当初配信は前述したメインPCによる1PC配信構成で行っていましたが、長らく続けていくうちに各種モニタリングの不便さに耐えかねたのと、別のキャプチャーカード製品や簡易水冷クーラーなどを使ってみたい事もあり新たに配信用PCとして構築しました。

サブPC:パーツ構成

CPU:Intel i3-10105 + SAPPHIRE S360-A
GPU:SAPPHIRE PLUSE AMD Radeon™ RX 6600
M/B:ASRock Z590 Taichi
RAM:KLEVV BOLTX 3200MHz 16GBx4(64GB)
SSD:WD BLUE SN570 500GB
PSU:ANTEC NEO ECO GOLD 650W
CASE:長尾製作所 オープンフレーム ver. ATX
OS:Microsoft Windows 10 Pro

Capture Card:AVerMedia Live Gamer DUO - GC570D

サブPC:パーツ紹介

・CPU
Intel 10th Core™ i3-10105 4C8T 3.7-4.4GHz

CPUは4C8Tと単一のアプリケーションを動かすには十分なスペックとコアのIPCもある程度担保されたi3シリーズを使用しています。

なお末尾に5がついたCPUですが、同時期に発表された11世代モデルとは異なり前世代となる10世代品のリフレッシュ品であるため、本製品は11世代ではなく10世代のCore iシリーズ品となっています。

・CPUクーラー
SAPPHIRE S360-A

RadeonGPU専売であるSapphireがリリースしているCPU用簡易水冷クーラーで280mmと360mmモデルの二つある内、360mmのフルサイズモデルです。

私自身、簡易水冷クーラーはこれが初めて扱う製品なので他社モデルとの違いは判りませんが、本製品を扱う中で感じたことはポンプ音が非常に静かで外部ソフトなどで最大限回しても殆ど音が目立たないのと、使用しているファン部分はGPUであるRX6900XT Special Edition等に使用されているのと同じARGBファンを使用しており、MAX回転時の風量が凄まじいのと定格で稼働する分にはCPU発熱が大人しい事もあり、非常に静かな運用が出来ています。

・GPU
SAPPHIRE PLUSE AMD Radeon™ RX 6600 VRAM 8GB

メインPCで使用しているものと同じくAMD製RadeonGPUのRDNA2世代
ですが、こちらはRX6600ファクトリーOCモデルとなっています。

製造もメインと同じくSapphire製ですが、Nitro+より一個下のグレードとなるPLUSEモデルのGPUで、全長を抑えたデュアルファン仕様なのと厚さも2スロ以内と手ごろで扱いやすいサイズが魅力です。

ゲーミング性能もミドルクラスGPUとしてはまずまずと言った所ですが
本PCでは専ら配信時のエンコード用途がメインとなっています。

・Mother Board
ASRock Z590 Taichi

メインと同じくASRock製TaichiマザーボードですがIntelCPUを使用する
ためこちらはZ590チップセットモデルとなっており、必要がないので使用していませんが、VRMヒートシンクには冷却強化用にパッシブクーラーファンが取り付けられるようになっています。

マザーボード機能とは別に本製品最大の特徴は、I/Oパネル側のヒートシンク内に設置された稼働ギミックが仕込まれた歯車で、こちらはUEFI側から制御可能で動作タイミングと稼働の可否が設定できます。

・RAM
KLEVV BOLTX DDR4 3200MHz 16GBx4(64GB)

KLEVV製DDR4メモリで元々はZ590 Taichiの黒色メインのデザインに合うデザインを探していた所に購入したメモリで安価なのもあり、16GBx4の64GBにしてあります。

このメモリもネイティヴではなくOCメモリなので、定格2666MHzの所をXMPにより3200MHzで運用しています。

・SSD
Western Digital WD_BLUE SN570 500GB

Western Digital製Gen.3 NVMeSSDで用途的にもOS+いくつかのアプリケーションが入れば十分だったので500GBモデルを選択しています。

配信用PCにする前は実験用途として各種ベンチマークソフトやSteamなどのゲームデータを入れていましたが、現在は定期的にクリーンインストールする関係もあり配信用のOBS+α程度しか入れていません。

・PSU
ANTEC NEO ECO GOLD 650W

Antec製80+GOLDクラスの650W電源ですが、物自体はメインで使用しているSeasonicのOEM品で、同社の80+GOLDモデルに近い製品となっています。

ちなみに私の構成では特に問題ありませんが、上位CPUの搭載を前提としたマザーボード製品の場合CPU補助電源ソケットが4x2ピン(8ピン)プラグを二つ要求する場合が多く、本電源では4x2ピンプラグが一つしか実装されてないため、i7クラス以上やK付きCPUなど電力要求が大きいCPUと組み合わせる場合は同社製品の750W以上のモデルをお勧めします。

・CASE
長尾製作所 オープンフレーム ver. ATX

長尾製作所から販売されているオープンタイプのATX用ケースで、厚めの板金を折り曲げ加工によって製造されており、シンプルな見た目ながら剛性が高く側面の折り曲げ部分はそのまま簡易水冷のラジエータが設置可能と
非常に機能的なフレームタイプケースです。

・OS
Microsoft Windows 10 Pro

メインと同じくOSはWindows 10 Proを選択しています。

・Caputure Card
AVerMedia Live Gamer DUO - GC570D

配信用にはAVerMedia製キャプチャーカードのGC570Dを選択しています。

本製品の特徴としてコンシューマラインでは珍しい2系統入力を持っており
配信上であれば、2方向から入力された映像を同時出力することが可能で例えばゲーム映像の上からワイプでカメラ映像を映し出すことがカード単体で可能になっています。

ただし、モニターなど外部へ出力するパススルーはHDMI2.0実装されているHDMI 1入力が適応され、HDMI 2入力側は出力されないので注意が必要です。

キャプチャー時はHDMI 1,2入力とも1080P 60FPSまでですが、入力解像度とパススルーは最大で1080P 240FPS,1440P 144FPS,2160P 60FPSまで対応しています。

最後に

今回、最初の記事ということで現在使用している自作PC2台の使い分けと構成を簡単ながら紹介いたしました。

あくまでPC本体がメインでしたので、紹介しきれていない周辺機器などもありますがその辺りはいずれ別の機会に紹介できればと思います。

それでは( 'Θ')

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