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【ネタバレあり】Outer Wilds Echoes of the Eyeよかったね

先日配信しつつクリアしたOuter WIldsのDLC Echoes of the Eyeについて感想をつらつら書いていきます。

ネタバレありなので注意。




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そもそも始めるのにめっちゃ苦労した

さすがOuterWildsというべきか、DLCを入れて始めようがだただいつものループが始まるだけなので
そもそも何がDLC要素なんだろうという所から謎解きが始まる。

とはいえ電波塔まではあっさり行けると思う、問題はその次だ。

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ここの写真、見事に映り込んだ宇宙飛行士にしか意識が行かず、
こいつを探しに行く旅なんだと思い捜索を始めてしまった。

今となっては当然分かるが、この人物は衛星の様子を見に来たGabbroだ。
しかしこの時点では、宇宙に謎の死体が漂っていて、そこからDLCが展開されていくのでは…?

とオリジナル脳内ストーリーが始まっていた。

しかも衛星に角度の表記があるのにも気づかず、自力で写真から角度を算出するのかなと四苦八苦。
それらを1時間半ほどやっていた所で流石にギブアップし、
ヒントを見てあの太陽の影が本当の捜索場所である事を突き止める(SUPERNOOB)

こうしてようやくDLCを開始する事が出来た。

ちなみに巨人の大海にいるGabbroに直接会いに行けば
写真に映り込んでいるのは自分だと教えてくれる、ちゃんと情報を集めようね。

第3の種族

そして出会ったHearthianでもNomaiでもない第3の種族。
クリアした後でも未だに種族名が分からないのでシカフクロウと呼ぶことにする。
今回のDLCはこの種族を徹底的にフィーチャーした物だった。

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正直言ってこの種族に対する心象はNomaiのようにポジティブ一辺倒とはいかないと思う。
繰り返し強調される恐怖演出、そして明確に敵意を見せ排除にかかるその姿勢。
先のNomai達と比べると明らかに暴力的な側面が目立つ(頸椎矯正してくるし…)

とは言えそれと同時に故郷を思い仮想世界に逃避したり同情を誘うような描写も多い。

個人的にはもしかしたら一番人間に近いのはこの種族かも、と思える。
Hearthianは大分能天気だし、死んでもまぁそういうこともあるよねくらいの軽さ。
Nomai達は好奇心が少しいきすぎて、ちょっとついていけない時がある。

そういう意味でも崩壊の未来を見てあまりのショックに宇宙の眼反転アンチと化し、
VR空間に引きこもり現実逃避をするその行動は大分親近感が沸く。

これがもしNomai達だったら、崩壊を見ても恐らく前に進み続けるような気がする、
幽霊物質を前に研究を続けたPyeのように、時間が来るその時まで可能性を見出し続けるだろう。

Nomaiは好奇心を、そしてシカフクロウ達は恐怖を体現しているのかもしれない。

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とは言え宇宙の眼見たからって母星投げ捨ててまで見知らぬ星系に来ちゃう辺り
こいつらの好奇心も相当だよね、宇宙の眼恐るべし。

そして最終的には宇宙の眼に関してこの種族の他種族への気遣いも発覚し、なんだかんだで優しさあふれるKIND DEEROWLだった事が分かった所でエンディングだ。

おめーの席ねーからした畜生ハーシアンはいないよね。

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あと彼らが現実で暮らしていたあのステーションに関しては結構疑問が多かったんだけど、
他の方のnoteを見たら時間が経つと太陽から離れてスーパーノヴァを回避しようとしているようだ。
だからあの世界だとジュッじゃなくて模様が出てきてループするんだね。
そこまで考えて設計するとはやはりINTは相当高い。

しかしあのダムの決壊に関しては完全に想定外じゃなかろうか?
経年劣化なのかよくわからないがアレが決壊したことによって3分2は成仏してしまった。
外に何かあったと気づいてもどうしようもない仮想世界住人を考えると中々辛いものがあるね。


ゲームプレイ

ここからはゲームプレイヤー視点からの感想。

今回このシカフクロウ達の文明を辿るという事で徹底して観測する物は全てこの種族の構造物であり、
自然、つまり宇宙的な要素がほぼ無いのがこのDLC特徴であり、個人的に残念な部分でもあった。

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やはり個人的にOuter Wildsで好きな要素と言えば、空に浮かぶ時々現れる月だったり
深海にある巨大なコアであったり、自然のただそこに"在るだけ"謎の物体だった。
そういった物と比較すると今回は明らかに生物が意図した謎であり、
自然の謎とはやはり少し違うなという感じを覚えた。
他の方の感想を見てもそう思っている人は結構居るようだ。

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とはいえこれは明らかにそういうコンセプトの元、このDLCは作られているのだろう。
本編で自然はもうやったから今回は謎の文明ね、みたいな。
いやもちろん、謎解き探索自体はめっちゃ面白かったけどね。
最終的にセキュリティを全てワザップテクで掻い潜るのは笑った。

あとよく言われる恐怖演出については割とベタな感じだったので大丈夫だった。
STALKERのX18ラボ並だったら無理だったかもしれない。
というか個人的には上記の量子の月とか大海のコアとかの方が怖い、ダム穴系。

まとめ

まぁなんというか

次のDLCまだ?

と言いたいのだが、残念ながらDLCは今回で最初で最後らしい。
DLC出しまくって実はこの星系100種類くらい異種族いたわみたいになってくれてもいいんだよ、おかわり自由。

今回のDLCを思い出してみて浮かび上がるのはやはりシカフクロウ達の姿だ。

思い返してみるとNomai達の生態はほぼ文章によるもので、
動いている姿を見ることができるのは量子の月のみだった。

それに対しシカフクロウ達はリールや仮想世界など、むしろ視覚からしか情報が入ってこない。
そういった事も相まってこのDLCはこの種族の姿を強烈に脳残すものになった(特に火を吹き消してくる姿が)
彼らの姿を忘れることはないだろう。

1つ後悔しているのはDLCをやる前に本編をやり直すべきだった。
とりあえずクリアして終わった程度だったので、期間が開いてどうしても色々な設定が記憶から消えてしまっていた。
設定を熟知していれば感動もひとしおだったろう、宇宙の眼の信号はNomai達が来た後はなぜか途絶えていたという情報は特に。
記憶から消えるならいっそ全部消えてくれ。

まぁこれを機に本編もやり直しようやくOuter Wildsというゲームを真に理解できたような気がする。
やはりOuter Wildsは神。

いや~Echoes of the Eyeよかったね

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