ARがデジタル広告にもたらす変化を事例をもとに解説
今日、ブランド責任者やマーケティング担当者は、ARによる広告の大きな変革に直面しています。
これからコンピューターはAIの技術で、現実空間を認識できるようになり、今みなさんが見ているディスプレイではなく、ARを活用して現実世界に情報を表示する世界に変わっていきます。
Snapchat社をはじめAR広告はすでに社会実装が始まっており、ARtillry’sは2022年までに26億ドルの市場に成長することが予想しています。
この記事ではARが現状のデジタル広告どのような影響を与えるかについて紹介します。
AR広告の登場
まずは、現在どんなプレイヤーがAR広告に取り組んでいるかを紹介します。
・Snapchat
Snapchat者は2018年にAR広告を発表し、現在ARをリードしている会社になっていいます。
Lens studioを通じて、個人クリエーターや企業はオリジナルAR広告を開発し、SNS内でユーザにシェアすることが可能です。
FacebookはニュースフィードでのAR広告対応し、Michael Korsのサングラスを試着体験ができるAR広告を開始しました。
また、メッセンジャーでもAR広告のテストを実施しており、様々なブランドが成功したと発表しています。
・Unity
そして、Unity社も、モバイルでAR広告を配信することを発表していおり、これからSNSやプラットフォーマーがAR広告市場に参入することが予想されます。
アプリ内のARだけではなく、8th Wallをはじ、近年のWebARの画期的な進歩により、ブラウザのみでリッチなAR体験を提供も可能になっています。
AR広告の活用方法
AR広告の大きなメリットの一つは、購入前のお試しをオンライン越しでできることです。
Michael KorsはFacebookのニュースフィードの広告から、サングラスの試着体験ができるARを提供しました。
また、Ikea、Sephora、Warby Parker、HouzzなどAR活用して、小売り業界をはじめ購入前のお試し体験の提供を始めています。
HouzzはAR広告は購入率の向上に11倍の効果があり、返品を減らし、全体的な顧客満足度を向上させる可能性があると述べています。
ARの活用はスマートフォンに限らず、店舗内でも活用が広がっています。
FXGearは店舗内で試着体験ができるディスプレイを開発しました。
また、ARは試着体験だけではなく、商品の取り扱い説明や活用方法をシュミレーションすることにも活用されています。
Lowe's Holoroomは電動工具などの商品を使用体験ができるようなARを提供しており、購入前だけではなく、購入後のユーザー体験にも影響を与えています。
まとめ
今回ご紹介したように、ARはマーケティングにおいて非常に有用な武器となります。
その一方で、ARのような新たな技術が登場すると、それを利用すること自体が目的となってしまい、「期待して投資してみたけど、イマイチ成功しなかった」という失敗体験となってしまったプロジェクトもあるのではないでしょうか。
導入することによってどのような効果をもたらしたいのか?どうすれば効果的に利用できるのか?ということを事前に検証し、自社に一番効果的な方法でARを導入することが重要になります。
弊社では、様々な業界/業種でのAR導入事例があります。もし今回ご紹介したようなAR体験の導入にご興味があるという方は、ぜひお気軽にお問合せ/ご相談ください。
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