有馬。
体なんて置いてこ、じきに老いていくから。
対岸の火事場に馬鹿力。
鳴かぬなら撃つ、雉。
歩道にブレーキ痕に見えた、長く電線の影を踏むのは。
夜に寝たり。
真っ赤に熟れた位置エネルギー。
それは、胎内で完結する哲学。
腸を絞ると夢が溢れた。
札束で眼球を撫でるような。
主語を大きくしろと言われた、ぼくはだんだん小さくしぼんだ。
申し訳程度の誠心誠意と。
たとえば、そこに血まみれの大根役者。
あるいは、目の前で肩甲骨を剥がされたり。
Xに責任を代入。
南米に住んだドッペルゲンガー。
人格権引き落とし手続き。