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アイドル楽曲大賞2021 その1

 すっかりご無沙汰してしまいました。何か書こうと思いながら、あれこれ思い悩んでいるうちに師走に突入してしまうとは、なんという失態……。

 思い悩むといえば、ちょうどこの時期これがありましたね~。「アイドル楽曲大賞」というやつが!今年は図らずもいくつかの素敵なアイドルさんを知る機会がありまして(ほぼインディーズですが)、アイドルの楽曲のなかにはこんなに良曲があふれているのか!と改めて思った次第です。

 いい機会なので、実際の投稿には書かなかったことを補足的にこちらで埋め合わせて、今年聴いたアイドル楽曲についてまとめることにしましょう。

メジャーアイドル楽曲部門

 なんて言ってるそばから、メジャーアイドルはほぼ聴いてないんですよね(汗)。@JAM EXPOおよび、その他イベントの配信でたまたま目にしたグループからあたりをつけて、サブスクで確認するという作業をしていましたが、想像以上に難航。どれもいまひとつ刺さらんな……と困惑していたとき、TwitterのTLを斜め読みしていて、ふと「推しが推してる曲を聴いてみるか」と思いつきました。

5位「The Last Chance」/IDOLY PRIDE [LizNoir]

 というわけで、志帆ちゃん(ex:せかいシティ)が「アイプラ」にお熱じゃなかったら、たぶん聴かなかったやつです。ていうか、そもそも「アイプラ」がノミネートリストに入ってるとは思わなかった。歌ってるの声優さんたちですけど、メジャーアイドル扱いなんですね。

 『IDOLY PRIDE』はいわゆるメディアミックス作品です。TVアニメのOP/EDと挿入歌、スマホゲームでリリースされた曲に新録を加えて『Collection Album[奇跡]』というアルバムが出ているので、ひとまずそれをざっと聴いてみました。なるほど!これはアニメとかゲームとか関係なく普通に聴けるぞ!?

 まず、神田沙也加(SAYAKA)の曲が4曲聴けるだけでもう聴く意義があるってもんですよ。で、最初はこの4曲の中から選べばいいかなーなんて思ってたら、作品内で[LizNoir]と名乗ってるグループの楽曲がひっかかりました。はて?どこかで聴いたことが……と思って調べたら、道理で!歌ってる4人は、高垣彩陽、寿美菜子、豊崎愛生、戸松遥じゃありませんか。声優ユニット・スフィアの4人そのまんまでした。(楽曲大賞の投稿では『けいおん!!』と放課後ティータイムを引き合いに出してしまいましたが、むしろスフィアの方が正解でした。もう訂正できないのでここでお詫びしておきます)

 スフィアに特に思い入れがあるわけではないんですが、4人の声のバランスが絶妙なのか耳になじんでる感があります。全員がソロで歌ってるくらい歌唱力も十分で聴き応えもあり。バンドサウンドも自分好み……ってことで5位に滑り込ませておきました。


4位「TWO of WANDS」/ARCANA PROJECT

 昨年惜しまれながら解散したsora tob sakanaのメンバーだった神﨑風花さん(SNSアカウント名:えふ)が、個人での活動を復活させたことを、今年の3大ニュースのうちのひとつに数えるのは私だけではないだろう。そのうねりはさらに「LIG」(LIVEアイドルに特化したグラビア)への参加という、予想だにしなかった出来事に結実したのでした。その一連の動きのなかで行われたトークショー、私も配信で拝見しました。そこで神﨑さんが最近の推しとして紹介してくれたのが、ARCANA PROJECTの天野ひかるさんでした。

 前置きが長い!とまあ、そんな神﨑さんのご神託(?)で、まったく予備知識ナシでARCANA PROJECTをざっと聴いてみました。ディアステージとLantisの共同プロデュースでアニソンに特化したグループということですが、いかにもアニソン!といった曲以外の曲調もしっかりとこなしていらっしゃる。メンバーの歌唱力もなかなかです。今年のノミネート対象曲は2月、7月、10月に出したシングルとそのカップリングということになります。

 最初に耳に残ったのは、アニメ『白い砂のアクアトープ』OPだった「たゆたえ、七色」。サビで変拍子になるのが特徴的な意欲作だなぁと。投票先はこの曲で決まりかなと思いつつ、一応残りも聴いておこう……とリストをつぶしていると気になる曲が。それが、アニメ『回復術師のやり直し』EDだった曲のカップリング『TWO of WANDS』でした。このグループの持ち歌の中では珍しいタイプの曲かと思われますが、かえって印象的でした。鍵盤も入ったロックって感じはリン〇ワンデ〇ング……ぽい?まあ、つまりこういうのが好みなんでどうしようもない。思い切って、これを選出!
 投票が終わって後日、えふ(神﨑)さんがSNSで『たゆたえ、七色』を弾き語りしてて、「あー……ですよねー」ってなったのはここだけの話(^_^;)


3位 「サチアレ!!!」/あゆみくりかまき

 6月に活動を終了した「あゆくま」のラストシングル。さよならソングですね。最後まで前向きで、希望と感謝にあふれた楽曲をありがとう!という気持ち。
 結局、配信や動画でしか拝見していないのですが、ちょっとした関西ノリを混ぜ込みつつ展開されるステージは、聴衆を巻き込んで実に楽しそうでした。アイドルフェスとロックフェスを横断しつつ活躍した功績は大きいのではないかという意味も込めて、リスペクト含みの3位で選出です。
 「あゆくま」のいなくなった空隙を、実は(インディーズだが)「NaNoMoRaL」が埋めているのではないかと思っているのだが、それはまた別の機会に語れればいいなぁと思っております。


2位 「テレフォニズム」/フィロソフィーのダンス

 フィロのスのエントリー曲はどれも魅力的で選出が難しい!圧倒的に明るいオーラが放出されている『サンフラワー』と迷いましたが、しっとりした内容の歌詞ではあるものの、なんだか自然と体が動いちゃうこの曲にしました。
 ♬ねえどうしたの? 今夜はやっぱり無理なの?♪ の一連のパートのリフレインがむちゃくちゃ効いてますよね!ちょっともう一回聴こうか?って、ついつい思ってしまう。中毒性があります(笑)。
 コール音のSEも、まあベタっていやあそうなんですけど、フィロのスの曲に紛れ込むとなぜかオシャレな感じになってしまうっていうね……。不思議な魅力にあふれてる曲と言っていいんじゃないでしょうか。


1位 「Sing It Out」/ヤなことそっとミュート

 昨年の12月にアルバム『Beyond The Blue』が出ております。何がすごいって、このアルバムが醸し出す圧倒的なパンチ力ですよねー。アルバムには再録の曲も含まれているので、今年の楽曲大賞の対象は新録のタイトルになります。
 中でもこの曲にはちょっとした爽快感(?)みたいなものがあって、かなり好きだったので!選出理由としてはあまりにシンプル。うねるようなABメロ(?)から、ボーカルの重なり具合も味わい深いサビへ、最後の♬~let it go!♪でスコーン!と突き抜けていく感じが気持ちいい(笑)。
 ヤナミューも、むしろロックフェスなんかで見たいと思わせるグループ。2022年も大きな飛躍を期待したいところです。


 いやもう、なんだか無理やり感も漂ってますが、一応それなりに選出までに色々と悩んでますのでね。お許しいただきたい。最後までお付き合いいただきありがとうございましたm(_ _)m
 次回はインディーズ楽曲部門をお届けしたいと思います。

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