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2024.1.21 理科 3つの水溶液と3つの金属の反応を予想する

「原子・イオンが電子を引きつける強弱が分かれば、イオンが関係する反応は予想できる」ということを授業で取り上げました。

ポイントは2つ。
○「電気的中性の原理」・・・自然は電気的な偏りを嫌う。
○「電子を引きつける強さ」・・・
     弱い ←←←←-----→→→→ 強い
        Mg   Zn  Cu       

(教科書では「イオン化傾向」として扱われています)

(問題)
①硫酸亜鉛水溶液にマグネシウムを入れる。
 (前回の授業で実験済み)
②硫酸銅水溶液にマグネシウムを入れる。
③硫酸マグネシウム水溶液に亜鉛を入れる。
④硫酸銅水溶液に亜鉛を入れる。
⑤硫酸マグネシウム水溶液に銅を入れる。
⑥硫酸亜鉛水溶液に銅を入れる。

上の①~⑥の中で、反応が起きると予想するものに○、反応が起きないと予想するものに×をつけて、そのしくみを図に書いてみましょう。


②硫酸銅水溶液にマグネシウムを入れる。

「マグネシウムが溶ける」「銅はマグネシウムに付着しない」と予想

③硫酸マグネシウム水溶液に亜鉛を入れる。

「Mg<Zn なので反応は起きない」と予想

④硫酸銅水溶液に亜鉛を入れる。

「亜鉛が溶ける」「銅が亜鉛に付着する」と予想

⑤硫酸マグネシウム水溶液に銅を入れる。

「Mg<Cu なので反応は起きない」と予想

⑥硫酸亜鉛水溶液に銅を入れる。

「Zn<Cu なので反応は起きない」と予想

各班で予想が出そろったあと、班ごとに実験しました。
実験結果は、冒頭の写真です。
②の「銅はマグネシウムに付着しない」との予想ははずれましたが、その他の予想は当たりました。
イオンを使って考える力が身についたと思います。






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