2023.11.16 理科 遺伝子操作 ポマトから光るメダカまで
1978年、細胞融合という技術を使って「ポマト」が作られました。これは、地下ではポテト、地上ではトマトができるという植物です。残念ながら収穫量は少なく、実用までには至りませんでしたが、「人間が生物をコントロールする」ことに対する衝撃が大きく、理科の授業でもよく取り上げたものです。
現在では、遺伝子工学の発展により、遺伝子操作の研究が盛んに行われています。遺伝子の一部を他の生物の遺伝子に置きかえ、全く新しい生物を誕生させようという試みです。
ある科学者の話では、ウイルスレベルであれば、比較的安価な装置で簡単に遺伝子の組み換えが可能ということです。新しいタイプのウイルスを自由に作ることが可能な世の中、なんだか恐ろしい気もします。
今まで突然変異でしか起こらなかった生物の変化を、遺伝子操作によって人間が可能にしてしまった、そんな世の中を今私たちが生きているということを、授業でも伝えたいと思っています。
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