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2024.7.3 理科 「見る」とは?

 「眼のつくりとはたらき」で「見ることと脳の関係」について話しました。

 
冒頭の図は、12本の線が並んでいるただの平面図形です。
しかし、私たちには立方体に見えます。
なぜでしょうか?

実は、眼の網膜に映った平面図形の像が電気信号に変換されて脳に伝わると、脳が立体的な像として認識してしまうのです。

「AとB、どちらが手前に見えますか」と生徒に問うと、「両方見える」と答える生徒が一定数います。
「右上から見ている」と思うとAが、「左上から見ている」と思うとBが手前に見えます。
同じ図形なのに見え方が違うのは、脳が図形を立体的に見えるように処理しているからなのです。

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