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不要な隙間と必要な隙間と

2021年前半に地味に困っていたこと

2021年上半期が終わり下半期が始まった。上半期地味に困っていたこととして、「IHコンロでフライパンを加熱してるとものの3~5分くらいで調理途中で勝手に加熱しすぎと判定されて電源OFFになる」という症状だった。

昨日もちょうど冷凍餃子を焼くためにフライパンで IH を加熱したら、餃子の良い感じの焦げ目がつく前に IHコンロの電源は OFF となってしまった(餃子が生焼けになってしまった)。

地味な回避策として、油揚げるモードでの加熱の場合は加熱判定がもう少し上がるみたいなので、そちらのモードで餃子を加熱して焦げ目を入れることはできた。

問題を放っておいたことの言い訳

これまで原因がよく分からなかったが、一つ仮設としてフライパンを買い替えたタイミングで頻発するようになったので、フライパンのせいではないかと考えていた。しかし、このフライパンは元々、表面のテフロン加工や材質の良さに惚れ込んで買ったもので、IHコンロで効率よく加熱されてすぐ熱くなるという性質も、手のひらを返して考えると、ちゃんと IH コンロによって加熱されやすくモノ自体の良さの証明ではないかと思った次第である(北陸アルミのフライパンはイイゾ)。

つまり、フライパンが良いがために IHコンロの何かしらの不具合が出てきたということで、世の中あっちを立てればこちらが立たずとなかなか上手くいかないなぁと変な納得の仕方をしてそのまま半年以上最初に述べた症状を放っておいたのである。

そして解決へ

ところが昨日ふとIHコンロ自体はここ8年使ってきてそんな症状が出たのは今年からであり、フライパンの加熱されやすいことが原因の一つとしても何かがおかしいのではないかと疑念が湧いた。

そこで「IHコンロ 電源 消える」などでググってみた。すると、Q&A形式で 「IHコンロの排気カバーが塞がっている」という項目が出てきて、すぐさまそれだっ!と気づいた。

それというのも、年末の大掃除で IHコンロの周囲の不要な隙間にゴミが溜まりやすいことが気になり、透明で表面がツルッとしていて汚れを拭き取りやすい粘着テープでIHコンロ一周ぐるっと隙間という隙間をふさぐということをしていたのである!

要は、この妖怪IHコンロの隙間ふさぎが原因で 2021年上半期ずっと悩まされていた IHコンロの電源勝手に切れちゃう問題が巻き起こされていたのである。昨日の夕飯のときにIHコンロ後ろの通気口の隙間のテープを剥がして肉を焼いてみたら、ちゃんとフライパンが加熱され電源も切れず肉を良い感じに焼くことができた。この半年間は一体……?という気持ちになった。

改善することで出た不具合

結果的に、①IHコンロの隙間に挟まるゴミをなくすためにテープで塞ぐという改善と②テフロン加工のしっかりとしたIHコンロでの加熱を効率的にできるフライパンに買い換えるという改善という2つの改善を行った結果、初めて表面化した問題(IHコンロの電源が勝手にOFFになる)ということが分かった。こう考えるとソフトウェアのデグレードとかのバグと似た側面もある気がした。

じぶんは日々の暮らしのちょっとしたことでも改善していきたいと思っているクチだが、今回のように改善を重ねることで初めて出てくる問題もある。もちろん改善をしないというのも一つの手だが、生活改善ジャンキーとしては不具合が出たタイミングで思考を停止させない(なにかおかしいという違和感に気づく)という手段で対抗していけたらと考えている。

不要だと思っていた隙間が実は必要だった、そんなことに気付かされた一日だった(15分20秒)。

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