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よい意思決定とは

読書しに喫茶店に入ったら、昔は1フロア喫煙席だったところがお店の全席が禁煙席に切り替わったことで、初めて地下に足を踏み入れることができた。

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喫煙者にとっては災難だったろうが、タバコ吸わない者にとっては喫煙席はそもそも立ち入ることのできなかった空間だったので、新鮮な気持ちで地下に下っていった。

今日読んだ本は「よい判断・意思決定とは何か」というタイトルで、認知科学ジャンルの一冊。

読んで興味深かったのは2点あって、1点目は「人の心理的に感じる確率と実際の確率にはズレがある」という話。

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例えば、スプラトゥーンなどの対戦ゲームで遊んでいても勝ち負け半々くらいのときはなんだか負けが多く強い敵に不公平にマッチングされているような気がするのも、こうした心理的な確率を認識する際のズレから来ているのではないかと感じた。

たとえスプラトゥーンのマッチングが不公平に感じても実際はそこまで不公平ではないのかも?

2点目はツイッターにも書いたが、「記憶力が悪いことは一見すると悪そうだが、間違った記憶のもと不完全な情報での意思決定する機会が増えることで、現実で求められる複雑な意思決定能力が養われ、結果としてよい判断を生み出せるようになる」という話。

ざっくり言うと「記憶が悪いということも生きていく上で難しい判断をする力を養うという点で意外と役に立っているのだ!」みたいな話だと思う。

これもなんだか味わい深い話だなと(9分55秒)。


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