見出し画像

【徹底解剖】15周年のドリームデッキについて

アークです
恒例になった新商品の評価記事になります

今回は9月23日に発売される【SD66】【SD67】および、【PC06】【PC07】に収録される新規カード全38枚ついて語っていきます
初の構築済みデッキの記事になりますが、構築済みのカードにランク付けしたところで意味がないので、新規カードを見て感想を述べるだけになります

その代わり、今回はこれまでやらなかった
「相性の良いカード紹介」や「デッキリスト」について掲載したので、最後まで見ていってください

↓前回の記事


(※注意)
以下の単語は文字数の都合上省略して記述します
【アイボウ突契約デッキ】→【アイボウ】
 【ムゲン極契約デッキ】→【ムゲン】
【ゼッター極契約デッキ】→【ゼッター】 など

今回のカード評価やデッキ紹介は【アイボウ】や【ムゲン】の視点から見た内容であり、既存の【ガット】や【ゼッター】への強化やデッキ内容についてはあまり触れていません

① 紅蓮の異世界 収録カード

テッペンバディ アイボウ

めちゃくちゃ強い
フラッシュを挟まないとカウントを増やせないが、先1のメインステップや相手ターン中でもカウントを増やせる
「突破覚醒」の使用条件が、魂状態でもOK/コアはリザーブからでもOK/対象はネクサスでもOKとガバガバ過ぎるので、カウントも手札もモリモリ増やせる

カウント増加効果はターン1同名なので、採用枚数は1でいいだろう




ゴラドン15th

マジックの踏み倒しが面白い
「覚醒」を持ってるのも地味に偉く、0コスの中でも強い部類



タウロスナイト15th

使われなさそうな感がすごい


スケルトン・ジョウ15th

ブードラ並のカードパワー



頂点恐龍ジュラシックル・ゼニス

ゼニス(zenith)=天頂、頂点

【バランドール】と全く同じOC効果
しかし、踏み倒し先の緋炎に召喚時効果が強いカードがあまりいない
一番強くて【ベテランドラゴファイター】なのが、「獄契約」と比べてかなり劣る


頂点竜魔人マ・グー・ゼニス

上限+10000されても終盤のフィニッシャーには絶妙に触れないくらいの破壊ラインだが、中型以下を焼き払うのには便利
立たせておくだけで圧になるので、相手視点 優先的に除去したくなるヘイトカード




要塞龍ギガ15th

5年前くらいのバーストかな?


頂きの景色

16年目のカードとは思えない


15の赤輝石

弱すぎ


ニューダブルドロー

【ゴラドン15th】で踏み倒して使いたい
魂状態/煌臨元のアイボウ召喚効果も持っているので、実質0コスで魂状態から蘇生することも可能


ダークゴラドン

微妙


ディノハウンド

弱い


ダークディノハウンド

個人的にはアリ
アイボウ以外の「覚醒」持ちの小型スピリットの中では一番強い


クロスファイア

誰か面白い使い方を見つけてください



セブンスクリムゾン

喜んでる人は多いのでOK


頂点龍皇ジークフリード・ゼニス

メインフィニッシャー
破壊/ライフ貫通/耐性持ちと良い効果を貰っているからこそ、メイン煌臨の方が良かった
その代わり、フラッシュ煌臨ということで【ダークタワー】に詰まされることがないのは利点

使い方に癖があるが可能性を感じる1枚


突破刀バトル・セイヴァー

ぶっ壊れカードその①
合体結誓による全コア回収も偉いのだが、特筆すべきは「合体条件:緋炎
同好会でやっていたように、後1からアイボウに付けてアタック時1ドロー&BP以下破壊を突破覚醒用の1コアをリザーブに残しながら発揮できる

文句なしで強い
他の緋炎デッキで使われてもおかしくない強さ



② 少年突破バシン 収録カード

6つの輝石

ぶっ壊れカードその②
3(2)という軽いコストで毎ターン2コア回収1ドローをする破格の置きドロソ

他のパーツが微妙なテーマだから許されてるけど、普通のテーマデッキでこんなの出されたら制限候補筆頭になるくらいにはチートカード
オリカみたいな強さ



頼れる相棒

こっちはおとなしい
Uトリガーは絶対ガードできる




③ 究極の新星 収録カード

スターバディ ムゲン

可もなく不可もない普通の契約スピリット
【ゼッター】のパーツを筆頭に、アルティメットではないせいで受けられないサポートも多く、損をしている要素が多数あるのが勿体ない 

アイボウ同様こちらも複数採用のメリットは薄い


アルティメット・ベルゼビート・エクセス

召喚/アタック時でトリガーを2回使えるのが良い
コストはやや重い



アルティメット・ムゲンドラ

ぶっ壊れカードその③
カウント条件無しでメイン煌臨可能
序盤で煌臨してもCUトリガーのヒット率は低いが、「アルティメットトリガーを使う」という行為が「スターバディ ムゲン」の効果で1ドローになっているので、煌臨/アタック時1ドローである

つまりこれは『極争』のランキングでもSランクに入った【聖天使シャルティエル】と同じ効果であり、さらにコアブーストやカウント+1まで持っているのであちらより強いまである


アルティメット・オーディーン・ストライカー

ヒットすれば強いが期待値は低い
ドリームデッキ対決ならそれなりに強そう


アルティメット・リーン・マキナ

デッキ内にトリガーをコピーする効果もなかったため、完全にネタと化した置き物カード


アルティメット・ムゲンドラゴン・コズモ

かなり強いカードその①
ムゲンで1回アタックするだけで煌臨条件を達成できるので返しのターンで煌臨した後、煌臨/アタック時で2面除去+CUトリガーで後続の踏み倒しと、嫌らしい動きができる
「煌臨中」指定が無いためコズモでコズモを踏み倒して連続アタックしたり、【ムゲンドラゴン・マックスター】の煌臨元を用意したりと使い勝手が良い効果

カウント2でフラッシュ煌臨できるという効果は【ゼッター】でも同じように使えるため、C3を要求していた【モンタネルス】【アヴァン・シヴル】よりもかなり使いやすい
ドリームデッキを買う予定がない人達でも、恐らくこのカードはかなり注目しているだろう


デブリ岩礁

【スチームクロックタワー】の下位互換


宇宙ステーション・キラボシ

強い!…と思いきや実はそうでもない
カウント+1と1ドローの対象はアルティメット限定であり、契約カードのムゲンでは反応しない
シンボルが究極なのも他の赤のカードを使いづらくしており、絶妙に融通が効かない


アルティメットクロススラッシュ

はい


ネオ・フレイムテンペスト

1年前の構築済みのマジックよりも弱くないか?


冥騎獅アロケイン

初動では0コスのシンボルとして、終盤ではトリガーの強化としての仕事がある
これらを活かせないタイミングで引いたのなら、ドローステップに破棄して圧縮ができる都合の良いカード


ヴァルト・イエーガー

重疲労を失ったエクレルモンキー


ディフェンザード


レイキ

無難


戦馬ブケファロス

なくはない


アルティメット・ムゲンドラゴン・マックスター

ぶっ壊れカードその④
テキストの長さがカードパワーを物語っている
【コズモ】で踏み倒すとOC効果は使えないが、WCUトリガーによる除去&7コス以上がヒットしたらシンボル追加ができるので、召喚でもそれなりの火力を出すことができる

【ゼッター】との相性も良好


アルティメット・ジークフリード

かなり強いカードその②
Uトリガーがヒットすれば天国/ガードで地獄と博打効果ではあるが、ヒットした時のアドバンテージがやはり大きい
召喚でもフルスペックを発揮できるカードなので、【コズモ】の踏み倒し先の有力候補



④ 最強銀河究極ゼロ 収録カード

無限の力

かなり強いカードその③
配置時効果は「ムゲン」が居ないと発揮できないが、先1後1でダブシンネクサスを配置できるだけでも最低限の仕事はする
その配置時効果はカウント+2&サーチという、これまたオリカみたいなヤケクソ効果


バディとの絆

良さげな防御札
【トリニティスター】からの反省が窺える


⑤ 相性の良いカード紹介 (アイボウ編)

ここからはそれぞれの専用デッキを構築する上で相性の良いカードを紹介します
【エデラ砦】や【ラルヴァンダード】のような説明不用の汎用カードは省略

アイボウは「突契約」のパーツや「緋炎」の汎用カードと相性が良いです

ローターブレーダー ガット

普通に強いカードなのに、なんと効果に「ガット」指定が無いためフルパワーで使える
…と思っていたが、契約ガットの「コスト上昇効果」は使えないため、契約煌臨しても【ツイノムシバミ】を開くことが出来ない点だけは劣る

それでも使いやすいメイン煌臨なので十分強い


龍皇ジークフリードXV

嬉しいことにこちらも「ガット」指定が無い
しかし【アイボウ】デッキにおいて「龍皇覚醒」のカウント-2という行為が、OC8を要求する【ジークフリード・ゼニス】と相性悪いのは注意


魔龍帝ジークフリードXV

緋炎の汎用(?)カード
エクストラターンは得られないものの、フラッシュで飛んできて1面除去することはできる



極龍帝ジーク・ソル・フリードXV

※メモリアルブックの発売日は10月3日

「ジーク」のサポートカード
上記の「ジーク」達の展開や【ジークフリード・ゼニス】をメインで煌臨させる仕事がある
今後も「ジーク」名称のカードとして、【極帝龍騎ジーク・クリムゾン(RV)】や【聖皇ジークフリーデンXV】が出るのが確定してるので抑えておきたい


廻天刃ツヴァイザー

緋炎の汎用ブレイヴ
ドローやネクサス破壊は勿論のこと、耐性貫通を得られるのが大きい


ドラゴモンク/ステゴウロ

耐性付与枠
とはいえ【ジークフリード・ゼニス】は自前で耐性を持っているので本当に必要かは不明




「ダブルドロー」

【ゴラドン15th】で踏み倒す4枚目以降のダブルドロー
Q&Aによると、RV版のダブルドローでは【ジークフリードXV】等を踏み倒すことができないので、フラッシュのBPパンプ量が1000多い【ネオ・ダブルドロー(RV)】の方が少しだけ強い


⑥ 相性の良いカード紹介 (ムゲン編)

【ゼッター】のパーツは召喚/煌臨条件が厳しいものが多いので、採用は現実的ではない
ムゲンはゼッターと相性良いように作られてるのに、ゼッターはムゲンに使わせる気がないの酷い…


スタードライアン

4枚目以降のメイン煌臨
ムゲンにしか煌臨できず 後続のアルティメットもこのカードには煌臨できないが、どうしてもメイン煌臨が欲しい人なら候補になる…のか?


次代機獣ブリザ・ライガ/甲殻伯メタリフェル


大本命
【ゼッター】同様にUトリガー持ちのバーストが【ムゲン】と相性良いため積極的に採用したい
特にブリザライガは、赤と白で【幻魔神】の耐性と分散しているのでオススメ


アルティメット・ジークヴルム・ノヴァ/アルティメット・ムゲンドラゴン

【コズモ】が「新生」踏み倒し効果を持っているので、そこで射出するロマン枠
召喚時トリガーが使えるノヴァの方が強いか


狩る者の集落

【キラボシ】と違って、契約のムゲンの召喚でも効果を発揮するのが偉い
しかし軽減と自身のシンボルが赤なのは注意


最後の楽園 ラ・ジータ

実は「新生」にも対応してるカード
現環境では【ゼッター】も採用しているためこちらでも採用候補になるのだが、【ムゲン】は優秀なネクサスを多数保有しているため、優先度はあちらよりも低い




一番星のレイ

性能的には間違いなく【無限の力】で良いが、ファンデッキ度は高められる
【馬神トッパ】よりは神託の範囲が広いので、現実的ではないがギリ使える範囲


ネオダブルドロー/イビルドロー

軽減シンボルが異なるドローマジック
どちらを採用した方が良いのかはデッキ紹介の時に後述する



⑦ サンプルデッキレシピ (アイボウ編)

ジーク型

右上=ジーク・ソル・フリードXV

『紅蓮の異世界』の新カードだけではどうして火力不足だったので、新カードを極限まで減らしてより火力を追求した型
緋炎の汎用や突契約のパーツを多く入れているが、このデッキは縦引き力が凄まじいので、1〜2枚採用のカードをもっと増やしていいと思った
以下いくつかのカードをピックアップ

・ラルヴァンダード
契約デッキの汎用だが、このデッキは相手のアタックステップ中でもカウントを増やせるため、他テーマよりも召喚機会が多い
緋炎ネクサスさえ残っていれば、更地の状態でも駆けつけてきてブロッカーになれるので、3枚採用以外ありえない

・ダークディノハウンド
アイボウ以外での「覚醒」持ちが1種は欲しかった
【6つの輝石】のコア回収効果を受けられるほか、「突破覚醒」を使うためにアイボウでアタックする必要もないので、アタック時にアドが取れるこちらでアタックすることも多い

・ローターブレーダー ガット
メイン煌臨要員
【ツヴァイザー】用に作られたカードなので、レベル2の維持コアが多いのは注意

・ジーク・ソル・フリード
ジーク繋がりということで、【魔龍帝】とセットでとりあえず入れてみた
そもそもこのカードが入手できるのは10月以降なので、ここの枠を【カシウス】や他の契約煌臨スピリットに変えてもいい

・ジークフリードXV
メイン煌臨ということで、【ジークフリード・ゼニス】よりも使いやすいフィニッシャーだった
ライフバーンを使いやすくするために、【ツヴァイザー】とセットで採用


⑧ サンプルデッキレシピ (ムゲン編)

アイボウはスタンダード型とジーク型を組んだのだが、後者の方が明らかに強かったので1種類のみの紹介にした
ムゲンには2つのデッキタイプが存在するので2種類紹介する

① 究極型

スタンダードなのはこっち
究極シンボルのネクサスで足場を整えつつ、時にはアルティメットを素出ししながら戦う


・アロケイン
全ての効果を使う
0コスということで、後1からアロケイン→ムゲン→究極の力でサーチ&カウント+2を可能にする

・キラボシ
このデッキと最も相性の良いカード

・ ラ・ジータ
コアシュート耐性を持つ
現環境ではかなり刺さる

・イビルドロー
唯一の究極シンボル持ちのドローマジック


しかし個人的にはこのデッキはなんか地味
究極シンボルに縛られているせいで、デッキの動きやパーツが【ジャバド】や【ゼッター】と似ており、向こうの下位互換となりかねない

ということで 契約アルティメットデッキとの差別化を図るために、デッキを赤やスピリットに寄せた赤型のデッキをオススメする


② 赤型

こっちの方が使ってて楽しかった

【フェブラーニ】【狩る者の集落】【ネオ・ダブルドロー】を使うために、シンボルを赤に寄せた型
赤シンボルが増えたことで【ノヴァ】も出しやすくなっており、素出しも実用的になっている

唯一欠点を挙げるとすれば ①よりも究極シンボルが減ったので、【コズモ】や【ジークフリード】を素出しして「系統:極契約」のスピリットを横に並べる難易度が上がってしまった

・フェブラーニ
赤シンボルが増えたので、ムゲンが煌臨したとしても2ドローをしやすくなった

・ カシウス/スコル・エンペラー
【ゼッター】と違ってスピリットの採用ができるので、せっかくだから入れてみた
このデッキは縦引き力が高いので1積みでも引ける

・ アルティメット・ジークヴルム・ノヴァ
上で挙げたように【コズモ】で踏み倒すだけでなく、赤シンボルを使って素出しの運用も可能に
思っていたよりも全然使えたので、確実に引くために2枚採用でもいいかもしれない

・狩る者の集落/エデラ砦
赤シンボルの足場
【キラボシ】と違って契約のムゲンでも反応するので、やはりこちらの方が良い

・ ネオ・ダブルドロー
【イビルドロー】よりもドロー枚数が多い
赤型のメリットの1つでもある


⑧ 総括 (アンケート有り)

ここまで読んでいただきありがとうございます
最後にこれらのデッキが環境で戦えるかの事前予想ですが、例のごとくアンケートを取ってきたので見てみましょう

「どっちが強いか」に関しては、1:2の割合でムゲン派の方が多いみたいですね
カタログスペックはムゲンの方が明らかに高いのでこの結果は納得

次にこれらのデッキが環境で戦えるかどうかですが…

ぼちぼちですね
アニメキャラ補正で高く付けられてることまで考えると、あまり高評価とは言えないかな

↓ちなみにメガデッキの時のアンケートがこれ

普段のアンケートでtier1と答える人は少ないので
これはかなり高い方


個人的な予想としても、これらのデッキが環境で戦うのは厳しいと思ってます

アイボウ→ガットとは違う形でたまに見る程度
ムゲン→ゼッターにパーツ吸収されて終わり


そもそも1000円の構築済みデッキに環境を求めるのが酷なんですよね
それでもバシンやゼロは思い入れのあるデッキなので、ガットやゼッターに吸収されて終わるだけではなく、少しでも独自のデッキとして活躍して欲しいなぁと思いながら今回は終わることにします

ありがとうございました

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?