今週は朝ドラ「虎に翼」の花江の深い愛に胸を打たれた

また懲りずにトラつばの話で恐縮だが、今週はなかなか見ものだった。

なんといっても、花江だ。  

寅子の新潟転勤をきっかけに、遂に寅子と花江がぶつかり合った。
この頃の寅子はラジオや取材で持て囃され、天狗になっていた。一方で、仕事で刃物を向けられるような事件があったり、後輩たちからも陰口を言われていたり、と、急に自分の何かがおかしいと気づき始めたところ、新潟転勤の話が降って湧いてきた。
寅子は花江にばかり家事と子育てを押し付けて、「男も女も平等に」と言って舞い上がっている寅子と花江は平等ではない、花江はそこに不満を持っているに違いない、と私は思っていたのだけど…

花江が怒ったのは、寅子の娘の優未のことだった。
自分の苦労を不満として押し付けるのではなく、花江が気がかりだったのは、優未のことだったのだ。優未に我慢させている、寅子が見ているのは本当の優未ではない、と。

ここに、花江の愛と懐の深さを感じたよ。

誰よりも愛の人だ。

自分も辛いはずなのに、自分のことではなく姪っ子の優未のことを想っている。

そして、「お母さんならもっとこうできたはず」と、亡くなった義母を引き合いに出し自分の足りなさを反省する。

花江、偉すぎるよ。私は花江に泣けた。

さて、これからの寅子は慣れない新潟で、周りの味方もいない新しい職場で大変なのに、さらにひとりで家事も育児もするという正真正銘のシングルマザー生活が始まるが、果たしてやっていけるのだろうか。

今後の展開も非常に気になり、ますます朝ドラから目が離せない。


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