南の川から(気まぐれダイアリー)4月9日

おはようございます。四万十は、晴れ。
ひさしぶりの太陽のまぶしさに目を細める朝です。やっほう。

沈下橋へ。雨あがりの川は、ゴウゴウと吹きぬける爆風が、水面にたくさんのウサギを飛ばし、岸辺の木々を大きくざわめかせています。
しっかりと足を踏ん張っていないと、川に吹き落とされそうです。
おっとっと。

風とたわむれながら、のんびりと輝く新緑の美しさに見とれていたら、あらっ、もう朝が終わりそう・・・。
さぁ、帰って洗濯をしなくては。

 最高気温22、9度。よく晴れて、風さわがしい午後です。

「ゆさゆさと 春が行くぞよ 野辺の草」一茶 

日陰にいると、少し北風を冷たく感じますが、日なたにでれば、もう初夏のような強さの太陽に、服を脱がされるのでした。
一枚、また一枚。気がつくとスッポンポンに。北風と太陽は、太陽の勝ち。
そして、コットに寝転んで、冬にすっかり白くなっちまった肌を陽にさらしました。

こんなコトができるのが、人気の少ない自然のなかで暮らすよいところ、です(豊かな自然のフィールドで、生まれたままの姿で過ごすのは、とても気持ち良いもの。それは、海、山、川、大自然のなかを遊ぶ旅で、経験して学んだコト、です)。 

庭に広げたコットに寝転び、ポケっと空をながめていると(今日の青空は、冬のように深く澄んでいる)、すぐ傍の小さな裏山(高さ10メーターほど)から、パキパキと何かが折れるような音が聞えました。

ん?起き上がって、裏山の斜面の林をじっと見ていると、またパキパキとなった次の瞬間、バキッ!バキッ!ガサガサ!と大きな音をたてて、林の一部がゆっくりと地面に崩れ落ちました。わおっ!

— 最初は、崖崩れ?と思ったけど —
それは、斜面中ほどに生えていた、直径20センチほどのカシの木の幹が(真ん中あたりで)、折れて落ちた音だったのです。
太いフジの蔓が巻き付いているので、とても緩慢な落ち方でしたが。
しかし、あと2メーター家よりだったら、家にも大きな被害がでたコトでしょう。
これは、人気の少ない自然のなかで暮らすリスクですね。
くわばら、くわばら。

 今夜は、新月。庭のコットはこのままにしておいて、暗くなったら、シュラフに包ってウイスキーを舐めながら、春の星をながめよう。
これは、もちろん・・・。

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