処方された薬はいつまで飲むか


すっかり元気です。

先週処方された薬が1週間分あります。
全部で6種類あります。
基本朝夕2回飲むように指示されているので、今日もしっかり飲みました。

もう元気なので飲まなくてもいい気がするのですが、長引くタイプの不調だったので念の為飲んでいます。

おそらく明日も飲みます。

ですがこれ、いつまで飲んだらいいのでしょうか。
もちろん、1週間分処方されているのだから1週間しっかり飲み続ければいいのだと思います。

ですが、症状が治っているのに薬の服用を継続するって本当にいいのだろうかという気持ちにもなります。

「とりあえず1週間分お出ししますね〜」とお医者さんから処方箋をいただきましたが、多くの場合この「とりあえず」という枕詞がついている気がします。
つまり、厳密に1週間で治るから1週間分として処方しているのではなく、回復にかかる期間の最大として1週間くらいを想定し、それ以上長引くようであればちょっと違った検査を検討するなり、処方する薬を変えてみるなりするからまた来てねということなのだと思います。

そらそうです。
体調不良をドンピシャでこの期間で治すといったことは難しいと思います。
医療の知見がなくともそのくらいは推測できます。

なので、多分ですがよくなったならもう飲まなくてもいいよ、処方されたからって全部飲み切らなきゃいけないわけじゃないよ、が答えです。

ですが、本当に自分の体は治ったのかを正確に判断することってなかなか難しいです。
あ、いつも通りだな、という感覚こそあれ、体の中の不調の元凶がやっつけられたかどうかは分からないです。

なので念の為もーちょい飲んどくか、とよくなります。
逆に、ほぼ治ったし面倒だからもういいやで服用をやめちゃうこともあります。

多分後者の方がよくないんでしょうね。

世間的にどうなんでしょう。
個人的に、処方された薬をキッカリ全部飲み切った経験はあまりない気がします。
割とみなさんキッカリ飲み切るんでしょうか。それとも薬局の紙袋が意外とたまったりしているのでしょうか。

個人的には後者な気がします。フードロスならぬメディスンロスが各地で起きているような気がします。

薬の処方は最悪命に関わることなので、多めに出しておくことは無駄ではなく備えになると思います。
なので、「薬剤師の気持ちを考えよう」「資源がもったいない」といったメディスンロス運動というのは起こらないでしょう。

ですがチリも積もれば山となります。
日本全国で処方されたのち余った薬を積み上げたらどのくらいの量で、金額換算したらどの程度の額になるんでしょう。
割とすごい量になる気がします。
フェルミ推定のお題にできそうですね。暇な人はやってみて下さい。

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