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ソ連の飴紙 コレクション

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ソビエト時代に作られた菓子のパッケージ。その種類の豊富さと芸術性の高さには目をみはるものがあります。一点一点、包装紙を画像で紹介しながら、細かい部分までデザインの秘密を探ります。
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2019年3月の記事一覧

ソ連の飴紙 18章 バルト①

ソ連の飴紙 18章 バルト①

ソ連の西の端っこにあったのがバルト三国とまとめて言われているエストニア、ラトビア、リトアニアです。これらの地域はヨーロッパの東の端っこでありスラブ的なものとの違いが感じられます。

バルト 1970年代ー80年代のラベル

エストニア

エストニアのラベルはMADE IN USSRと印字されたものが目に付きます。ヨーロッパへの輸出用菓子を多く担当したようです。いろいろな模様3(11章)でカレフの輸

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ソ連の飴紙 19章 バルト②

ソ連の飴紙 19章 バルト②

国有化以前の製菓メーカー  1930年代-40年代

バルト三国は1944年にソ連に占拠される前には、それぞれの国に少なからぬ数の製菓会社があったのですが、ソ連時代のエストニア製はカレフのものばかりで、ラトビアもリトアニアも似たような展開となりました。大手以外は原材料を調達できずに合併吸収か店じまいとなったようです。

エストニア

IRIS トフィー
J.Lindhein ポルツァマー

KO

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ソ連の飴紙 21章 バルト 1940年代のラトビア②

ソ連の飴紙 21章 バルト 1940年代のラトビア②



ARA BELLA アラベラ
GOEGGINGER リガ
MADE IN LATVIA
『アラベラ』リヒャルト・シュトラウスのオペラ曲 (1929-932)
レコート盤のカバーのよう、どんなお菓子が入っていたのか、気になるデザイン。

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