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パソコンで大事なこと

日々、パソコンで仕事をするうえで、最もだいじなのはキーボードである。思考をスムーズに表現するには、意識せずに打てる使いやすいキーボードが必要だ。歩きなれていない靴で遠足に行ってはいけないように、使い慣れていないキーボードで文書をつくってはいけない。

わたしがふだん使っているのは、LenovoのThinkPad X1 Carbonで、このキーボードを使い続けるために、ほかのメーカーのPCを買えないでいる。キー同士の幅(キーピッチ)と、打つ時の深さ(キーストローク)が絶妙で、長時間打っても疲れにくい。

Lenovoは中国のメーカーなので、中国嫌いの人たちからは嫌われているように思う。でも、きょうび、純国産のパソコンなんてものは存在しないのだ。PanasonicのLet's Noteだって、VAIOだって、部品までたどれば、さまざまな国で作られている。組み立てということで言えば、Lenovoだって日本国内で組み立てられているものがある。

パソコン以外には、iPad Proも使っている。このキーボードをどうするのかが悩ましい。打鍵の感じは、純正のSmart keyboard folioが悪くないのだが、長く打っているとだんだんと疲れてくる。先日はロジテックのKEYS-TO-GOというのを買ってみたのだけど、これはわたしとはまったく合わなかった。軽やかなキータッチができないのである。Bluetoothで接続できるThinkPadのキーボードも売られているので、今度試してみようかと考えている。

じつは、Lenovo以外にも、HPのキーボードも悪くないのではとにらんでいる。2010年ごろに買った、ネットサーフィン用のとてもちいさなノートパソコン(当時は、ネットブックというジャンルがあった。)はHP製だった。小さいばかりで、アプリケーションの起動速度も遅く、小さい画面で操作性も悪くて、あまり使いこなすことができないままに手放してしまった。それはともかく、レビューなどを見ていると、HPのキーボードもなかなかに打ちやすいものがあるらしい。

そんなわけで、この文章もThinkPadのキーボードで打っている。余計なことに気を惑わされずに、文章の中身に意識を集中できる道具というのは、とても重要である。

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