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蒼天のイシュガルドをクリアした男の感想

 psstoreでのスターターパック無料キャンペーンから始まった旅路も、遂に蒼天のイシュガルドという一つの区切りを迎えました。というわけで感想の方を書いていこうと思います。

 蒼天のイシュガルドにおけるヴィランといえば、トールダン率いるアホ騎士団、ニーズヘッグ、衝撃の事実…みたいな面して仮面を外した正体バレバレの鉄仮面くん、そして壮年騎士団…など散り様も様々で多様性に溢れているわけですがどいつもこいつも野望のために若者に大迷惑を被らせてロクでもねぇ事態を引き起こすアホという部分が共通してやがるんですよね。

 そもそもの発端が野望に燃えたアホの裏切りにより生じた大迷惑なので竜詩戦争、そしてそこから続く争いが往々にして老人の野望や理想のために若い人たちが犠牲になっていく戦いだというのはある意味で宿命なのかもしれませんが…

 その点では第一世界に対する迷惑のかけっぷりなどハイデリンもなかなかの大迷惑野郎で「あなたを光と闇の戦いに徴発します!これは星の意思です!輝かしい未来のため!」からの「ありがとう!この世界は光の中に消えて無になります!」とかいうそこらの蛮神のほうがもうちょっとマシなムーブすんじゃねーの…?みたいな事をやってきて、偉大な存在を自称するものが若者をすり潰すという点ではあまりにも蒼天で光の戦士の前に立ち塞がったヴィランと同一だし、非常に悪質すぎるし、そもそもそのへんの説明をしっかりせずに光と闇の戦いに人間を送り出すし、個人の意思を消し去ってミンフィリアを自分と一体化させてるしで創作でよくいる説明不足のスカムゴッドみたいなムーブをいっぱいしてくるので自分の中で大分ハイデリンに対する信用が薄れてきているので闇の戦士たちはヴィランには入れていません。

 そもそも闇の戦士たちも第一世界に住む人々のために、ひいてはハイデリンのせいで自らの身を犠牲にして世界を救うために戦う事を余儀なくされた被害者側の人間であり、彼らの霊災を引き起こそうとした行動を擁護することは出来ないけれど、最後に魂だけの存在になったとしても第一世界への帰還を望む姿が他のヴィランと違って、本当に第一世界に住む人々が大好きだから行った行動だったのだろうな…というところをみせてくれたので、彼らを一方的に非難することは出来ませんでした。

 その土地に住む人々を愛し、自らの犠牲によって人々を救おうとした闇の戦士とは真逆に、鉄仮面ことイルベルドは憎悪のために他者にも犠牲を強いて、自演でみんなのうらみを使うとかいうTCGのクソコンボみたいな事をやってくるのでまあ全く救えない悪党で、仮に神竜が無事にアラミゴに向かい帝国軍を壊滅させたとしてもバハムートと同レベルの蛮神なんざ土地のエーテルを食い尽くしてそのまま大地を破滅させることしか出来ないので、あそこで自死を選んだことすらただの逃避に過ぎない純然たるクソ野郎でしかないんですよね。

 蒼天3.0のラスボスであるトールダンは国のために民を無下にし、3.0以降では国が揺らいだときにでもそこに生きる民のために戦おうとする人々が描かれ、オルシュファンのセリフである「イイ騎士とは民と友の為に戦うものだ…」からもイルベルドは友を裏切り、民を食い物にし国すらも顧みず自らの憎悪のために戦うというニーズヘッグの最悪性を兼ね備えながら死に逃げまで果たすという蒼天のイシュガルドで示されてきた道の真逆を進むある意味では蒼天の最後の敵として相応しい悪党ではありました。

 だからこそ真にクソ野郎で、この手でブチ殺せなかった事が本当に腹立つのですが。

 イルベルドの真反対の性質を持ったオルシュファンは民のために戦い、友を信じぬいて人の持つ希望のために明日のために命を散らせました。だからこそ光の戦士は全力でイルベルドを否定しなければならなかったんですけど死に逃げしやがったんですよね本当にムカつくなアイツ。

 先輩光の戦士の皆さんに助けて頂いて新生、そして蒼天と続いてきたエオルゼアでの冒険も遂に紅蓮に到達しました。ここから先も私の冒険を紡いでいくぞー!

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