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台湾のデジタル大臣”オードリー・タン”氏

東京都が作成する「コロナ感染症対策サイト」の編集に関わった台湾のデジタル大臣”オードリー・タン(唐鳳)”氏。以下、メディアから感じ取れるオードリー・タン氏の人柄の抜粋です。

「nippon.com インタビューで垣間見たオードリー・タンの素顔」より

”受け答えの速さもさることながら、話すスピードも相当なものだった”
”筆者が「台湾のインターネット上では全く違うことが書かれています。多くの人が参照するウィキペディアの情報だけでも直しては?」と聞くと、即座に「ウィキペディアは『他人が発表した情報を元に、第三者が編集する場所』で、さまざまな人が編集できる空間を残しているんです。当事者は情報を編集してはならないという原則がありますから、私が情報を変えるということはしません」と答えた”

「台湾のITの神、オードリー・タン 若き天才デジタル大臣の歩みと“すごさ”をわかりやすく解説!」より

オードリー氏自身IQ180以上という噂について質問された際、大人になってからIQについて議論することにあまり意味はないとしたうえで「ちなみに、私の身長は180センチです」とまとめるなど、ウィットに富んだ回答を行いました。

「ホログラムで市民と対話!? 全世界が注目する台湾の"デジタル大臣"オードリー・タンが語るCOVID-19対策と新しいデモクラシーのかたち」より

──そのプロジェクトはどのように始まったのですか。あなたのアイデアだったのか、それともチームや外部の人のアイデアですか。

”わたしがやったことといえば市民が開発したものを首相に見せることだけでした”
──オードリーさんのチームは何名いるんですか?

”このタスクフォースは巨大です。しかもわたしがチームをリードしたわけではありません”
──オードリーさんがなんらかのプロジェクトを進めるときは、基本どんな手順で進めるのでしょうか。

”わたし自身がプロジェクトを始めることはないんです”
”わたしは3つの原則をもっています。ひとつ目は、「自発的な協働」(Voluntary Association)です。ですから、わたしは自分からは決してアイデアを出しませんし、自分から提案にも行きません
──プログラミング教育を受けるのに最適な年齢ってありますか?

”150歳以下なら何歳でもいいと思います。150歳以上についてはちょっとわかりません(笑)”
──先ほどオードリーさんは、ラジカルな透明性ということをおっしゃいましたが、オードリーさんと同じように徹底的に情報を公開することは、他の大臣も同じようにやられているんでしょうか。

わたしがこれまでに政府で開発したツールはすべてフリーソフトです。(〜略〜)その方がみんなの時間もコストもリスクも節約できます。だからみなさん喜んで使ってくださるのですが、といって強制するわけではありません。

わたしのオフィスには、どこの省庁からでも人をよこすことができますが、といってもすべての省庁がそうするわけではなく、防衛省のように誰も送ってこないところもあります。ですからわたしは国防については何も知りません。すべて、彼らの自発的な選択です