シェア
旅は道連れ世は情け。旅先で出会った素敵な人々を紹介してみよう。 広島は呉、軍艦の町。 戦艦大和ミュージアムに行きたくてこの地を訪れた。 1/10スケールの戦艦大和。言わずと知れた、悲劇の巨大戦艦。そこにあるだけで、悲しみの歴史を語りかけてくる特攻潜水艦回天。息が詰まるような声なき声がガラス張りの明るい館内に溢れていた。 愛する人を守るために散っていった先人の大和魂に熱い思いを胸にたぎらせ、うっすらと涙を浮かべて館を出た。 興奮冷め止まないまま、居酒屋に入った。 暖
超高齢社会を迎え「終活」なんて言葉がもてはやされている。テレビや雑誌でも特集が組まれるほどだ。中高年の皆様が流行りに乗り遅れまいと必死になっている。人生100年である。60代で就活しても当分死なない。 つまり、ほとんどの人が「長生き」するのである。寝たきりになっても、認知症になっても、自分で排泄ができなくっても、まず死なない。 死ぬ準備を始めるより50代や60代では「生きる」「長生きしてしまう」準備の方がはるかに大事なのである。生きる準備をしよう、脳梗塞にならない準備、認
私が人生最大のスタートラインに立ったのは、26歳の春。 その当時、私は役者をやっていて、数はちょぼちょぼだだったが、それでもテレビドラマやCMにとそこそこお仕事をいただいていた。 1本単価はそりゃ、時給換算すればですよ。たくさんいただいていたと思いますが、何しろ数がない。一か月に2本ドラマに出ても、1本単価3万だったとして6万円にしかならない。当然役者だけで生計が成り立つわけがない。 でも、居心地いいんですよね~。売れない役者って。そんな、全然売れていない連中が肩寄せあ
山は嫌いだ。とにかく冬山ときたら最悪だ。 だが、どうしても冬山に登らなければならない事態が起きた。 それが…スキー しぶしぶ、行ったあげく、さんざんカニ歩きをやらされて、開けても暮れてもハの字&斜滑降、時々、キックターン。カニ歩きなんてもはや登山以外の何物でもない。 カニ歩き → 斜滑降 → キックターン → 斜滑降 →キックターン → 斜滑降 → ボーゲン →カニ歩き 延々、延々、延々、この繰り返し。 真横では、カップルやおねぇちゃんたちが悠々とリフトに乗って、
なんだか今日は中華!!そんな日、ありますよね〜。 当時、私は仕事で大阪から群馬に引っ越したばかりで、土地勘が全くなかった。 「それでも、今日は中華なんだよ〜」私は頭を抱えて思案。腹が減って死にそうだった。脳裏に浮かぶのはこってりした中華料理。 え〜い。こうなりゃ、うまい店センサー(いわゆる感)を最大限発揮して、飛び込み、一見さんだ!! 看板らしきものは見当たらないが、店先に唐辛子つるし飾りに爆竹飾り。どっからどうみても中華料理屋さん。間違いない。 唐子ランタンの子供
私はどちらかと言うと超アナログ人間である。携帯だって胸を張ってガラケーである。信念をもってガラケーなわけではないが、壊れないから気ぃよく使っている。 そんな私が、ブログなんぞを始めたものだから、周りの数多のSNSとやらを駆使して生活を送っておられるご仁たちが、嬉々として色々教えてくれるのである。 インスタグラム、クラウドファンディング、フェースブック、Twitter等々。あれはどういう特性でいいだとか、だめだとか云々と私が知らない単語が飛び交う。 私としては、少しでも多
吉田類の酒場放浪記を始めてみたのはいつの頃だろう。 「酒場と言う聖地へ酒をもとめ肴をもとめさすらう・・・吉田類の酒場放浪記♬」 このナレーションを聞くだけで、もう類の世界にどっぷりはまってしまう。この番組が、私は大好きで見まくっているのだが、一つだけ、一つだけ制作さんに物申したい。 なぜか、オープニングに出てくる居酒屋さんの生ビールが全く泡立ってなくてまったくもって美味しくなさそう。せっかくワクワクしてみているのに、あのビールだけはいただけない。残念極まりない。あのビール