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理学療法・リハビリテーション

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理学療法って何でしょう?リハビリテーションって?知らない人も多いのでは?理学療法普及ブログ。みなさん、理学療法を知ってください。以外に守備範囲の広い職種です。(*- -)(*_ …
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#病気

歩けなくなってもハシゴ酒したい!!

いや~凄いね。この歩いている彼女、下半身の感覚が全くない。なのにこの動き。 これは、スイス大学が研究している電動外骨格「TWIICE」。車いすと言いスイスは障害系のテクノロジー研究に力入れてるな~。 これが、安価で軽量化されれば、麻痺があっても街に繰り出せるな。グッシッシ。 でも、まぁ、この手の機械で以前治療でHALを使ったことあるけど、バランスコントロールするのに相当のスキルがいるんだよね~。 この、HALとTWIICEの違いが分かっていただけただろうか?この時点でわか

私が歩けなくなったらこれを使おう!

もし、寝たきりになってもこれなら安心なのだ!未来型移動手段。レイバー!!頑張れ水道橋重工!期待しているよ~。歩けなくなったら、こいつで、飲みに行ってやるぅ~。 これを普通にオモチャとして売っちゃうのが水道橋重工の凄いところ。ガンバレ水道橋重工。陰ながら応援しています。 もうすぐガンダムができちゃうね。まずはレイバーからだ。 新しい車いすをお考えの方は、アマゾンで買えるのでご一考ください。(笑)

目からうろこ

衝撃的な一句。 「やっとくれ」 言うほどなくなる 我が人権 これを聞いて私はポンと勢いよく膝を叩いた。 う、うまい!! 介護をしてもらえばもらうほど今の日本ではどんどん人権がなくなっていく。 長年高齢者医療にかかわってきてなんと腑に落ちる一句だ。 一人で誰の手伝いもなく生きている人は100%の人権があるとしよう。家にヘルパー等を一歩でも家に入れた時点で人権は30%目減りする。それでも家にさえいれば70%は確保される。しかし、サ高住(サービス付き高齢者住宅)やケアハ

メマリー式サルでもわかる理学療法 。

メマリー式サルでもわかる理学療法 。 第一弾はICF(国際生活機能分類)です。 これ、ちょっと分かりずらいんですよね~。ケアマネの講習会とか理学療法士や鍼灸師等々の授業でもさらりと出てくるが、なかなか理解しにくい。でもこれ凄く大事なやつなので、ご理解いただければ何よりです。 治療者は、ICFがわかれば、治療効果が倍増します。患者さんは治療をしてもらう手掛かりがわかります。頑張ってついてきてください。(*- -)(*_ _)ペコリ それでは、どうぞ。 この世の中には、

歩く理由。言えますか?

「お前ら理学療法士なんて財源の無駄遣いなんじゃ!!!」 「どうせ理学療法なんかやっても治らん!!!」 「週に一回しか来ないのに、そんなもん1週間に一回リハビリやってもいみないんちゃうんかい」 と私が訪問リハに行くたびに大声で頭ごなしに怒鳴り続けるご仁がいる。 1時間の訪問でこの恨み節が60分続く。そして、罵詈雑言の合間に 「部屋の模様替えをしろ!!!」 「シーツを直せ!!!!」 「今から病院の支払いに行ってこい!!!」 と全くリハビリと違うことを理学療法士や作

俳人。夏井いつきさん。

夏井いつきさん凄いですよね~。俳人で有名になるなんて、令和の世の中奇跡みたいなもんだ。 なぜ急に夏井いつきさんの話をし始めたかというと、患者さんの家に訪問リハに行った際、夏井さんの本を持っている患者さんの多い事。 やっぱり、日本人には7・5調が心にしみるのだろう。 と言う訳でとても印象的だった、一句を紹介しようと思う。 私が病院からの出向で、特養(特別養護老人ホーム)に行っていた時のお話。 特養と言えば、まぁ、誤解を恐れずいうなれば、いわゆる、現代版姥捨て山。一度入

日本を変えることができるかもしれないマンガ。くさか里樹先生頑張ってください。(*- -)(*_ _)ペコリ

「胃ろうになった高齢者が経口食に復帰できる確率6.5%。日本は胃ろう大国なんだよ」介護漫画『ヘルプマン!!』作者・くさか里樹 なんて素敵なタイトル。スカッと爽やかですね。涙が出ますよホント。 posが総力を挙げて、嚥下リハに取り組めば、確実に経口復帰率は上げられるのに、なぜしないのか?それは・・・posの政治力の弱さに尽きる。残念!! 介護・看護不足の人出がないために胃ろう、尿道留置カテーテルが挿入される。そして人が壊される。こんな現実に怒りを覚えている人がちゃんと他に

依存的自立

「自立」の定義(考え方)が医療や特に介護保険下ではバラバラであり、寝たきりを助長している現状がある。今一度「自立」とは何か?を熟考したい思う。 「自立」の定義「他人の助けや支配なしに自分一人の力だけで物事を行うこと。ひとりだち、独立」である。 「自立」には身体的・精神的・職業的・経済的等の自立がある。それと対比するように、「依存的自立」がある。「依存的自立」には互助の考え方が素地にあるとされている。 東京大学先端科学技術研究センター准教授、熊谷晋一朗氏。「自立とは、依存

理学療法士って何ができるの?

知り合いの介護支援専門員に素朴~~な感じで聞かれた。 「生活上で利用者が困っていることは多いんだけど、理学療法士に頼んだらどうなるの?何ができるの?」 と、別にケンカを売っている風でもなく、ただただ頭上に?マークを浮かべているような感じで聞かれた。 ほほう。なるほどいい質問だ。と思い。それじゃぁ。メニューを書いてみよう。 メニュー ① 行為・動作の構築 基本動作の構築 ・寝返り ・起き上がり ・ベッド上の移動・動作 ・立ち上がり ・立位動作 ・立位保持 日常生活動

私はサルコペニアが嫌いだ。

最近フレイルとサルコペニアをよく耳にするようになってきた。 サルコペニアで世間が騒ぐのは、ちょっと嫌だな~。と思っていたが、フレイルは世間様に広めた方が良いと思い、新聞記事をちょっと紹介。 高齢で活力衰える「フレイル」、国内250万人が該当か 09.18 15:23朝日新聞デジタル 高齢になって心身の活力が落ちた「フレイル」と呼ばれる状態の人が、国内に少なくとも250万人はいるとみられることが、日英の研究チームの解析でわかりました。フレイルの人は介護を必要とする状態に

ターミネーター&コブラ。とにかくロボだ。

昨今のリハビリテーションはロボである。 ゲッターロボにガンダム、コブラ、アトム。ガンバレロボコン。ロボにもいりろあるけれど、現代のリハビリテーションはとにかく、ロボ一色、ロボ祭り。ということで、ロボを少し紹介してみたいと思います。 ※最初に言っておきます。本当に私はメーカーでも、開発者でも何でもありませんのでその辺よろしくお願いします(笑) 私が皆さんに今一番伝えたいものといえば、WHILLです。 これは凄い。本当に凄い。 ホントに未来型車いすである。もはや、車いすと

必殺ドライバー

お国が必死になって自主返納を呼び掛けていますよね。本当に高齢者の事故は多い。病院に通院してこられる90才を越えた患者さんのマークⅡなんて、駐車で当てまくっていて外装は原形をとどめていない。しかし、奇跡的に動いているので、89才の奥さんと一緒に毎日ドライブがてら病院に来られる。雨の日も風の日も。スタッフよりも勤務率がいい。はたから見ていても、危なっかしくてどうしようもない。そんな必殺ドライバーが世の中には溢れかえっているのだ。 さーて今日の主役Sさん。 耳が聞こえにくくなっ

健康って?

健康について考えるとき2人の患者さんの顔を思い出す。 もう20年ほど前になる古い話だ。当時病院はまだ、喫煙者天国だった。入院病棟や待合室、はたまた、ナースステーションどこでも喫煙可能。患者さんたちは売店で好き好きのたばこを購入して病棟に設置された灰皿の前でたき火のようにタバコを吸いまくっていた。 一人目の患者さんは、90歳近いご高齢の大姉御様。なぜ、大姉御だというと、お年もさることながら、しぐさと言うか、心意気と言うか、風貌と言うか、とにかく、姉御なのである。一挙手一投足

あれほど、ゴムしてって言ったのに!!

あれほど言ったのに。しなかった、結果と言えば結果。しょうがないとも思うが、人間、楽したい方を選んでしまうのが性と言うもの。 皆さん、ゴムを舐めていませんか?ゴムは大事ですよ~。 カツカツと音が鳴れば、その合図。替え時です。注意一秒怪我一生。 杖先のゴムはちゃんと変えましょう。 劣化したゴムを使い続けていると転倒して、骨折しちゃう。 認知症の原因の第三位が骨折。 年取って、こけたら、こっちの世界に戻ってこれなくなりますよ。注意しましょう。 日ごろから、口酸っぱく言