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理学療法・リハビリテーション

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理学療法って何でしょう?リハビリテーションって?知らない人も多いのでは?理学療法普及ブログ。みなさん、理学療法を知ってください。以外に守備範囲の広い職種です。(*- -)(*_ …
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2020年2月の記事一覧

QOL(クオリティー オブ ライフ)

以前QOD(クオリティ オブ デス)の話をしました。もし覚えていてくれているお方がございましたら。心から御礼申し上げます。(*- -)(*_ _)ペコリ QOD(クオリティ オブ デス)の話をしたのでQOL(クオリティー オブ ライフ)のお話でもしてみようかと。 QOLを高めるような介護や医療を行わなければならない。 なんて、文言が医療や介護の教本にあふれかえっている。 QOL=生活の質 と訳されて教科書に載っているが、このQOLが曲者である。 医療者や介護者がよ

私が歩けなくなったらこれを使おう!

もし、寝たきりになってもこれなら安心なのだ!未来型移動手段。レイバー!!頑張れ水道橋重工!期待しているよ~。歩けなくなったら、こいつで、飲みに行ってやるぅ~。 これを普通にオモチャとして売っちゃうのが水道橋重工の凄いところ。ガンバレ水道橋重工。陰ながら応援しています。 もうすぐガンダムができちゃうね。まずはレイバーからだ。 新しい車いすをお考えの方は、アマゾンで買えるのでご一考ください。(笑)

目からうろこ

衝撃的な一句。 「やっとくれ」 言うほどなくなる 我が人権 これを聞いて私はポンと勢いよく膝を叩いた。 う、うまい!! 介護をしてもらえばもらうほど今の日本ではどんどん人権がなくなっていく。 長年高齢者医療にかかわってきてなんと腑に落ちる一句だ。 一人で誰の手伝いもなく生きている人は100%の人権があるとしよう。家にヘルパー等を一歩でも家に入れた時点で人権は30%目減りする。それでも家にさえいれば70%は確保される。しかし、サ高住(サービス付き高齢者住宅)やケアハ

メマリー式サルでもわかる理学療法 。

メマリー式サルでもわかる理学療法 。 第一弾はICF(国際生活機能分類)です。 これ、ちょっと分かりずらいんですよね~。ケアマネの講習会とか理学療法士や鍼灸師等々の授業でもさらりと出てくるが、なかなか理解しにくい。でもこれ凄く大事なやつなので、ご理解いただければ何よりです。 治療者は、ICFがわかれば、治療効果が倍増します。患者さんは治療をしてもらう手掛かりがわかります。頑張ってついてきてください。(*- -)(*_ _)ペコリ それでは、どうぞ。 この世の中には、

依存的自立

「自立」の定義(考え方)が医療や特に介護保険下ではバラバラであり、寝たきりを助長している現状がある。今一度「自立」とは何か?を熟考したい思う。 「自立」の定義「他人の助けや支配なしに自分一人の力だけで物事を行うこと。ひとりだち、独立」である。 「自立」には身体的・精神的・職業的・経済的等の自立がある。それと対比するように、「依存的自立」がある。「依存的自立」には互助の考え方が素地にあるとされている。 東京大学先端科学技術研究センター准教授、熊谷晋一朗氏。「自立とは、依存

60歳以降も働くために40代からすべきこと

60歳以降も働くために 40代からすべきことをお教えしましょう。 かくゆう私も絶賛実行中です。結果は20年後に出ます。 まず、若いうちから年を取って、病気をするのは当たり前のことだと想定して考える。 片麻痺になった自分、重度の狭窄症や膝関節症で歩けなくなった自分。copdで呼吸がしにくくなった自分。 目が見えにくく細かい作業ができなくなった自分。構音障害で話しにくくなった自分。 現在元気なうちから、いろんな自分を想定して、そんなことになっても、働ける(自分の商品価値

歩く理由。言えますか?

「お前ら理学療法士なんて財源の無駄遣いなんじゃ!!!」 「どうせ理学療法なんかやっても治らん!!!」 「週に一回しか来ないのに、そんなもん1週間に一回リハビリやってもいみないんちゃうんかい」 と私が訪問リハに行くたびに大声で頭ごなしに怒鳴り続けるご仁がいる。 1時間の訪問でこの恨み節が60分続く。そして、罵詈雑言の合間に 「部屋の模様替えをしろ!!!」 「シーツを直せ!!!!」 「今から病院の支払いに行ってこい!!!」 と全くリハビリと違うことを理学療法士や作

俳人。夏井いつきさん。

夏井いつきさん凄いですよね~。俳人で有名になるなんて、令和の世の中奇跡みたいなもんだ。 なぜ急に夏井いつきさんの話をし始めたかというと、患者さんの家に訪問リハに行った際、夏井さんの本を持っている患者さんの多い事。 やっぱり、日本人には7・5調が心にしみるのだろう。 と言う訳でとても印象的だった、一句を紹介しようと思う。 私が病院からの出向で、特養(特別養護老人ホーム)に行っていた時のお話。 特養と言えば、まぁ、誤解を恐れずいうなれば、いわゆる、現代版姥捨て山。一度入