マガジンのカバー画像

メマリーさんち

33
メマリー家の人々の日常を切り取ったマガジンです。「面白き、こともなき世を面白く」ほっと何も考えずに笑いたい方はぜひぜひおこしやす。(*- -)(*_ _)ペコリ
運営しているクリエイター

#旅行

オカンの珍遊記

オカン 「ワイン飲んでん」 私  「は?」 オカン 「せやから大変やってん」 私 「何が?」 オカン 「マレーシア」 私 「そんなん行とったん。いつのまに」 オカン 「今の間に」 私 「こんなコロナ騒ぎのバイオハザード状態でそんなんよーいったな。日本人入国禁止令出てへんかったんかいな」 オカン 「せやろ。がんばったやろ」 私 「よー頑張った。頑張った」 オカン 「違うねん。ワインや」 私 「せやからなんやねん。」 オカン 「ワイン飲んでん。飛行機で」

激闘カップル!!

「あんなおっさん死んだらええねん!!」 を何十年も呪文のように唱えてきた彼女ですが、情が深いと言うかなんというか。 また、「死ね!!」を繰り返されてきた彼も根性が座っていると言うか、何も考えていないのか。 まぁ、なんと申しましょうか、ずいぶん前になりますか。壮絶な殴り合い、空前絶後の罵り合いを繰り返した結果、めでたく婚姻契約を解消したご夫婦のお話。 まあ、この二人のど元過ぎて20年を経て何やら怪しい雰囲気になっているのでございます。 「おっさんと沖縄行ってくるわ」と

もう、ぼ、ぼくは、耐えられない!その時彼女は…

渋滞で、暇つぶしにとでも思ったのだろうか、男は滔々と語り始めた。 時は、ルミナリエ当日。元町。きらびやかに彩られたイルミネーションが町を覆い尽くしている。 恋人たちや子供連れの家族が、芋を洗うようにイルミネーションのトンネルを行き交っていた。 男はデート中だというのに肛門括約筋をひくつかせて、脂汗をかいていた。 強烈な便意が男を襲っていたのだ。 少しでも気が緩むと、大参事になってしまう。 年の離れた若い彼女が、楽しそうに話している。彼女はかぐわしいシャンプーの匂いをな

恐怖のドライブ!

ゴールデンウイーク。シルバーウイーク。盆。正月。 まとまった連休が取れると、どこかに遊びに行きたくなる。それが人情というものだ。 行きたいところは? カキオコが食べたい! 京都散策! 最近できた巨大モール! 等々 普段の鬱憤を晴らすように、目的地を羅列する家人たち。民主主義に則って、挙手で目的地を決定する。 目的地が決まれば颯爽と車に乗り込み、出発!! 片道約三時間ぐらいが目安で、日帰り旅行を楽しむ。渋滞するから、そろそろ帰ろうと日の高いうちに帰宅を提案。そうだね。