【実験】全く過去を振り返らないでみる

私にはタイムマシンがあったら、戻ってやり直したい過去が2つある。


1つめは、大学進学のとき。

横浜の大学に受かっていたのだけど、親に全くお金は出さないから、全て自力で生きていけるなら行きな、と言われ、自信がなくてやめたこと。
間違いなくその大学に行っていたら、人生変わったよなぁ…と思ってしまう。


2つめは昔付き合っていた人と別れたこと。

底抜けに優しく、私の趣味にもとことん付き合ってくれ、今でも「あの人と結婚していたら…」と思ってしまう。


細かいものはそれ以外にもたくさんあるんだけど、今の生活や生き方で上手くいかないことがあるたびに、つい
「あのときこっちの道を選んでいれば、あのときこの人と一緒にいれば、あのとき…」
と過去をぐるぐる思い返しちゃう。


だから、「過去は目を向けなければ存在しない」という意見をネットで見て、
私にとっては目からウロコだった。

「一週間、全く過去を振り返らないでみて。過去は目を向けなければ存在しない、という意味がわかるから」
そう書いてあったのを、ずっと試してみたかったので、今回満を辞してやってみた。


結果、
「過去は存在しない」境地までは行かなかったけど、脳の容量が軽くなった気がする。
そして、行動力が下がる原因をまた1つ発見することができた。


いつものように
「あのときこうしてれば…」「あのときのあの人の態度って!」「あのときは幸せだったのになぁ…」
と思いそうになったら、

「いや!あれは過去だから!過去などないよ!それより、今これから、どうしたい?」
と切り替えるようにした。

すると、過去をあれこれ悔やんでいた時よりも、
じゃあこうしてみよう!という建設的な考えが浮かぶし、
実際頭が軽くなって行動しやすくなった気がした。


それで気づいたんだけど、
「過去を振り返る」ってことは、
結局「自分を責めている」ことなのかもしれない。


「あのときこうすればよかった」
って思うことは、
「あのときこの道を選ばなかった私はダメだ」って自分を責めている。

「あの人といる時は幸せだったのに」
って悔やむことは、
「あの人を選ばなかった私は間違ってた、愚かだ」って自分を罵っている。

直接そう思っていたわけではないけど、間接的にずっと自分を責めていたんじゃないかな。

その時その時、一生懸命考えて出した答えなのに。
考えてなかったとしても、考えられない状況だったのかもしれないのに。


過去を振り返る=自分を責める ことで、
ダメージを負って、心も体も重くなる。脳の容量を食う。

だからそれが一式なくなると、気持ちも頭も軽やかになって、いい考えが浮かんだり、行動力も上がるのかも。

モノの容量を考えることはよくあるけど、
頭の中を何で埋めるか?を考えることも
かなり重要なんだな、と思った。


自分を責めるようなことや、マイナスなことばかりで埋めていたら、そりゃあ重く苦しいだけだよね。
考えるなら、今できること、これからできることを考えよう!


今回の実験で、
過去を振り返る=自分を責めている
自分を責めると、行動力が下がる
って分かったのは、すごく大きな学びだった。


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