築20年、10年ぶりの大掃除【1】
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育児を理由に「掃除」を置き去りにして、だいたい10年くらい。床にワイパーしたりとかはしていたけれど、あちこちが全て手抜き掃除で終わってしまい、そうなるとやはり家が「それなりに薄汚れた感じ」になりまして。
日々「いつか」と思っていたことを、2024年4月の終わりに、「よし全部やろう」と突然思い立った、その記録をここに残すことにしました。
きっかけはなかったようなあったような。
娘が自宅でこけて、まぁ捻挫だったんですけども、私は念のため会社を早退して彼女を病院へ→捻挫でよかったね→あら時間がいっぱいあるわね、というものすごくイージーにスタートしてしまったのですね、この大掃除を。
といっても無計画だったし、この日はいつもの掃除に毛が生えたくらいの作業を淡々とこなしただけだったな、と後になって思う。
しかしこれが「大事（おおごと）を始めちゃった日」。
ガスコンロを磨き、横のパネルを磨き、流れるようにその横の勝手口を磨き……いやこれが大変だった。ここが第一放置ポイントだった。
「放置ポイント」
見てみないふりをしていたポイントを指す。
なんというか薄目になっていたというか、そういうところないですか？家の中で。見なかったことにしちゃおう、みたいな。
今回はそれを全部直視していく掃除となるのですが、その最初の場所が「勝手口」だったと。
勝手口は普段は換気でしか使わず、冬の間はフリースで作った簡易カーテンなどをしてさらに視線をふさいでしまっていたため、視線の遠～くにですね、あいつがいた。
カビ
これがほこりや水分と結託しているのを放置してしまったんだなぁ……しちゃいけないとわかっていたのに。なぜ。
そんな状態だったので、写真は残っていない（きっぱり）。
撮ってはいけないと心がナイスセーブ。
マスクと手袋をして黙々と、アルコールスプレーとダスターで拭いては捨て拭いては捨てを繰り返し……
やってみればどうということはなく、20分ほどで勝手口はきれいになったので、「あ、やればいいんだな」とストンと思うことができた。
奇しくもこの日はGW初日を翌日に控えた4月26日金曜日。
始めるしかない、と10年上げられなかった腰をついに上げたのです。
勝手口の後、食器棚の引き出しの中も地味に掃除して、掃除グッズを取り出し＋いらない食器を袋につっこんで初日が終了。終わらない掃除の日々のスタートでした。