「DV防止法4度目の改正へ」 田村淳の訊きたい放題 !より
2月25日、TOKYO MXの「田村淳の訊きたい放題 !」でDV防止法改正が取り上げられました。
テーマは「DV防止法4度目の改正へ DV被害者を救うための課題とは?」。ゲストは、憲法学者の木村草太さん、弁護士の岡村晴美さんです。番組内で印象に残った言葉や、視聴者の反応などをまとめました。
※番組のツイッターには、放映前から共同親権派からの「罵詈雑言」が相次いでおり、関係者への嫌がらせが懸念されていましたが、無事放映されました。
岡村晴美 弁護士 より
「人格を軽んじる構造自体がDV」
「いじめ・パワハラだと、“殴られたの?”とは聞かない」
「DVは被害者の罪悪感を利用する暴力」
「いじめ・パワハラは人権問題だと思われるのに、
家族のことになるとバグる。」
「被害者がしんどいと思っているなら、“こんなくらい”と思ってはいけない」
「加害者は、過小評価・責任転嫁する」
木村草太 教授
「支配・被支配の関係ができることが問題」
「DVは否認の病」
田村淳さん
「DVの話題になると、“俺は殴っていないのに妻が勝手に子どもを連れて行って出ていっただけだ”と言う人がいる。それを、陰湿な言葉で言ってくる」
「人の内面をえぐるような暴力が行われていたとしたら、その場から離れることは、子どものためにもあってしかるべき。まずは距離をとる」
視聴者の反応
ツイッター上では、番組を見た方からこのような声がありました。
人権尊重に関する意識調査を踏まえて語られることで、身体的暴力によるDV以外のDVも含めて、人権侵害であることが伝わりました。
まだまだ世間には「自分がDV被害を受けてる」って言えないし知られたくないし「あれもこれもDVなんだよ 」っていう「DVの理解」も進んでないのかなって思いました。
DV被害者にとって、1番必要なのは加害者との物理的距離と心理的距離。これがあってはじめて心と身体の安全を取り戻せる。
とても分かりやすく説明してくださってありがとうございます!
DVは人の心を壊します。保護命令出してもらえても、1年という期間限定。その期間で被害者がどれだけ確固たる安心を得られるのか、築けるのか、と考えると甚だ疑問です。
『DVという関係になるために、あらゆる種類の暴力という手段が使われる。』
DV被害者やその支援団体へのこのような二次加害・誹謗中傷を許さない社会になってほしいと思います。
番組資料パネル
番組内で使用されていたパネルは、DV防止法の歴史と課題がとてもわかりやすくまとめられています。https://twitter.com/kikitai9ch/status/1629415609615417345?s=20
最後に紹介されていた岡村晴美弁護士の新著はこちら。
所蔵している図書館もあるようです。どうぞお読みいただければ幸いです。
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