葬送のフリーレン、アニメ1期雑感


※アニメ1期を観終わったところでフラッと書いています。
ネタバレになるので気になる方はお控えください。


魔族は魔力を制限するということをしないし、できない、しようとも思わない、という設定が面白いな、とアニメ1期を2周目しながら思った。

最初は、「魔力を制限して油断させて不意打ちとか、いいじゃん戦略的で」くらいに思ってたから、リュグナーがフェルンの魔力制限に気付いて呆然とするシーンも「え、どういう意味?」って感じだった。

人間は共感能力や言葉によるコミュニケーションがあるので、権力を掌握する過程に多様性がありうる。
「生まれつきの財産や社会的地位、魔力はあまりないけど、人柄の良さで人をひきつけてリーダーになった」とか人間なら普通にある。でも、魔族にはない。
言葉や情緒が発達していない、というか、「ない」から魔力でしか強さを表現できない。たぶん、個性も表現する術がないから、「一生をかけて魔法を研究する」んだと思う。
そしてそれが致命的な弱点なんだろうなあ。そこを突かれてフリーレン達に負けている。
魔力を制限するという発想がない、つまり、魔力以外に自分を表現するものがない、ということ。
感情も言葉も共感能力もない。冷酷非道な強さに繋がる要因に見えて、結局は本質的な弱点だっていうのをフランメは見つけてたんじゃないかなーと思う。

まとめ
ヒンメルが尊い。


この記事が参加している募集

#アニメ感想文

12,441件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?