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運転代行アプリ【エアクル】の特許分析

おそらく日本で一番スタートアップ・ベンチャーの知財活動立ち上げをしているarisadaです。
これまでにLINEとメルカリの知財立ち上げに従事し、現在は複数のスタートアップ・ベンチャーで知財活動立ち上げを支援しています。

運転代行Saasのエアクル(AIRCLE)を提供している、株式会社Alpaca. Labの特許を分析してみました。
※本noteに記載の解釈・見解・意見・認知等は筆者個人のものであり、筆者が所属・参画・支援等する法人・団体等のものではありません。

AIRCLE(エアクル)の基本情報

株式会社Alpaca. Labは、運転代行APPのAIRCLE(エアクル)を提供する企業です。
2018年8月創業で、STARTUP DBによれば2023/06/22現在の累計調達額は約5億円とのことです。
本社は沖縄のようです。(羨ましい)

なお、公式HPによると現在は、沖縄、福岡、和歌山でサービス展開中とのことで、実は先日、沖縄(宮古島)と福岡にサービスを見ににいきました。
車社会で飲み文化が強い地域だと運転代行は一般的なのですが、各会社にいちいち電話をかけて依頼しないといけないので、このようなプラットフォームは重宝します。(福岡在住経験あり)

AIRCLE(エアクル)の特許分析

残念なことに2023/06/22時点で特許出願は見当たりません。

J-PlatPat

特許出願は原則的には出願日から1年6ヶ月は公開されないので、もしかしたら出願があるかもしれませんが、公開されているものはありませんでした。(代表取締役氏名でもヒットせず)

サービス自体はMaaSなので、Goやフルクルなどと似ています。
サービスサイトを確認する限りは、代行業者の選択部分については特許出願ネタが埋もれているかもしれません。
(タクシー配車ロジックと、運転代行依頼ロジックには違いがありあそうな所感)

Maas関連だとやはり特許は多く存在していて、日本の自動車メーカー等が出願しているケースもあります。
その中で戦っていくのであれば、やはりカウンターとしての特許出願はいくつか持っておく方がリスクヘッジになりそうです。

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