失敗を恐れる人と恐れない人の圧倒的な違い
次なる原則は、許容可能な損失と呼ばれるものですが実はこれ
起業家研究における常識をくつがえすものであり、
現在、争点となっていることです。
もともと、起業家というのは、リスクをとってチャレンジする人物、
動物的な精神「アニマル・スピリット」を持っている人物だと考えられてきました。
しかし、サラスバシーの研究から明らかになったのは、起業家はむしろ致命傷を負わないように行動している、という事実。
後がない起業家は、この件がコケたとしても大丈夫であると言う、許容可能な損失の範囲内で行動している。
これに対し、資源豊富で、地位も保証されている会社員の方のほうが
むしろ期待リターンを最大化するために、リスクをとった意思決定をしている
という研究成果が出てきたのです。
大企業のマネジャーが生きているのは、相対的に不確実性が低い世界だからリスクを取れる。
一方、起業家が生きているのは、不確実性の非常に高い世界。
だからこそ、リスクを取り過ぎず、許容可能な損失の範囲内で行動するのです。
振り返ってみる。自分は、何を失っても大丈夫なのか。
では、これを確認するときには、どうすればよいか。
「どうするか迷った時に、許容可能な損失の範囲かどうかを考えてみる
(すると、たいていのことは許容可能な損失の範囲内であることに気づく)」
というアプローチを提唱しています。
これは一つの人生の真理かもしれません。
やるべきか、やらざるべきか、迷っているときには、
これをやって失敗したら自分にどういうダメージがあるか考えてみる。
考えてみると、何らダメージなどないではないか、ということに、
往々にして気づくのです。
何か大きいチャレンジをする場合には、ぜひ、自分にとって失ってはいけないものは何か、を整理しておきましょう。すると、あなたは様々なことに挑戦できることに、気がついてくるはずです。
失敗をするものだと思って
失敗を予測しておくと、
いざ失敗したときにも
焦ることがなく、
失敗したらどうするのかという
思考に結びついていきます。
ぜひ
これは起業するにあたって
重要な
考え方になるので
参考にしてみてください。
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