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祖母の死を忘れたくない

ヒトが一番美しい瞬間


それは、感情を昂らせ、爆発するとき。

私の祖母は、
自分の寿命を、自分で決めてしまいました。

悲しく、
今の世の中では肯定しにくい出来事であるためか、
家族の中では、急な病気で亡くなったことにしました。

なんで死を選んでしまったのだろう
私たちは祖母に寄り添えてなかったんじゃないか、
色んな感情を持つことになりましたが、

急な病気で亡くなったことになったのだから
なぜ?なぜ?を話したり、考えたりすることも
禁じられているような気持ちになりました

考えては、いけないこと。

あれ以来、一見綺麗に見える出来事も、
実際はどうなのだろうか。
組織や社会構造の仕組みの裏を見るたびに、
極度に落胆したり、もしくは妙な興奮を覚えたり。
自分の琴線に触れる感覚がある。

新聞記者を目指していたこともあったけど、
それも、声なき声を拾いたいと思ったから。

「私さえ我慢すればいいんだ」って気持ちでやり過ごしている人が
急に立ち上がった時、自己主張した時

みっともないって
嫌なら辞めればいい、黙って去ればいいのにって
ヒソヒソいう人もいるだろうけど

私はもっとやれって思ってしまう

感情が爆発して
その気持ちに従っている時が一番美しい

祖母は感情に従った
そのやり方は、もう少し思いとどまって欲しかった
できれば他の方法が良かったのかもしれないけど

祖母がなぜ亡くなったのか
私は、忘れたくない

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