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本棚:『普通の会社員でもできる 日本版FIRE超入門』

最近読んだ『FIRE 最強の早期リタイア術』『父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え』は、翻訳されるだけあって面白かったのですが、唯一の難点がアメリカ向けだということ。厚生年金とか会社員のメリットもあるからなぁ~と思ったり。その点、本書は日本版とある通り、日本の制度のことが書かれていますから、もっと現実的に考えやすかったです。
FIREという言葉を知ったばかりの数年前は、50歳で早期退職する!と思ったものですが、今は、ゆる~く生涯現役を目標としています。本書にも早期リタイアしなくてもよいということは書かれていますが、早期リタイアする or しないに関わらず、経済的自立を早く達成するに越したことはないと思います。
先日、高校生のお子さんのいる方から、お子さんが全然将来のことを考えていなくて…との話を聞いたのですが、ちょうど『FIRE 最強の早期リタイア術』の感銘を受けていた頃だったので、大学の専攻選びで、やりたいことよりも稼げる職業に就くことを優先する、いきなり夢を追いかけない(→経済的自立達成後ならば、儲からない仕事でも夢を追いかけられるので)という考え方もあるみたいですよ~との話をしたら、不評でした。本書でも、FIREにチャレンジする場合、否定的な人もいるので、周囲には言わない方がいいと書かれており、あぁ、そういうことか…と思いました。


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