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作り甲斐のある人

先日、職場の方が、息子が18歳の誕生日で成人になるからと、その日は午後をお休みにして、お祝いの準備をしていました。同じく高校3年生の息子さんがいる知人にその話をして、「18歳の誕生日には特別なことするんですか?もしくは、したんですか?」と聞いてみたところ、もうすぐ誕生日だとのこと。「じゃあ、息子さんの好きな食べ物って何ですか?」と聞いてみると、「肉じゃが」とのこと。
さらに話をしていくと、息子さんは好きなものだと鍋の蓋を開けた時などに「おぅ!肉じゃがだ!美味しそう!」などと言うそう。「えぇ~、かわいいですね!料理のし甲斐があるじゃないですか!」と私。でも、食べるときは黙って食べているようで、それでも「美味しい?」と聞くと「美味しい」と答えるとのこと。
この話を聞いて、微笑ましく思うとともに、反省しました。何故なら私は、「おいしい」って自ら言ったことがほとんどないから、母にとっては作り甲斐のなかったことでしょう…。自分で料理はしたくないから、文句は言わないけど(←文句を言ったら「じゃあ自分で作れ」って言われるだろうから)、美味しいっていうのも言わなくて、「美味しい?」って聞かれた時も「フツー」ってよく答えてたし…。その代わり、ふだんが「フツー」なので、「おいしい」と答えたときは、好物だと認定されるとともに、母も嬉しそうでした。
料理に限らず、嬉しいこととか好きなこととか、もっと声に出した方がいいよなと思いました。もっと可愛げのある人になろう。。

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