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本棚:『スマホ脳』

マルチタスクとは幻想で、正しくは、複数のタスクを細切れに処理しているスイッチタスクであって、効率が悪いと知ってからは、一つのことに集中するよう気をつけています(もともと音楽を聴きながら勉強とかできないタイプですが)。でも、まさか机の上にスマホがあるだけで集中力が落ちてしまうだなんて…。やはり「精神と時の部屋」のように、できるだけ何もない方がいいのだなぁと思いました。
デジタルネイティブいいなぁ~なんて気楽に羨ましく思っていましたが、スマホの無い子供時代で良かったなと思ってしまったほどです。
とはいえ、スマホが便利なのは事実で、スマホ依存にならず、主体的に活用できれば良いわけで、そのためのアドバイスも書かれています。どうして人間はスマホ依存になってしまいやすいのか、そしてその影響がどんなものかを知るだけでも、スマホとの付き合い方が変わりそうです。それから、やはり睡眠と運動は大事だと改めて学びました。デジタルデバイスを使っている多くの人に読んでもらいたい内容だと思いました。

私たちはスマホから多くの情報を得ているわけですが、ページあたりの読んでいる時間はごくごくわずかなわけで、本当にたくさんの情報を処理しているわけではないだろうし、コンテンツを作る側も、工夫を凝らして作っても熟読されないというのは、なんとなく悲しいなと思いました。


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