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本棚:『ゴミ清掃員の日常』

お笑い芸人かつゴミ清掃員でもある滝沢秀一さん。以前、図書館で『やっぱり、このゴミは収集できません』を見つけて、ゼロウェイストが理想と思い始めていた私は、なんとも素敵な本に出会えた!と喜びました。ちなみに「やっぱり」とあるように『このゴミは収集できません』があって、その後の「やっぱり」なので、こちらもすぐに予約して読みました。
本書も気になっていたのですが、当時住んでいたところの図書館には無く…。また、まんがなので図書館には無いものだと思っていたのですが、なんと!あるじゃないですか!そして、奥さんがまんがを担当されていたとは。しかも、結婚記念日が5/30(ごみゼロの日)だったとは、当時から何か縁があったのでしょう。
本書で初めて知って、そこそこ衝撃だったのが、回収とは別にペットボトルの工場勤務というのがあり、そこではペットボトルのラベルをはがし、キャップを取るというのを手作業でやるとのこと…。理由は、キャップはPPでラベルはPSと素材が違うから。最近ではラベルレスもあるから、作業が少しでも楽になっているといいのですが。
ゴミを見れば生活が分かる、そして、「行儀・人柄は末端に表れる」というのは、本当にそうなんだろうなと思います。日常のしわ寄せがくるところがゴミだと思うので、余裕がなければ、美しいゴミ出しは難しいかと。でも、わたしたちは毎日すごい量のゴミを出しているわけで、一度、この目で見て、実感するのも必要なんじゃないかなぁとよく思います。


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