【サーフィン小説】ビジタリズム|第2話
<1ラウンド目 マエノリくん
2ラウンド目 オフ・ザ・リップに憧れて「マエノリくんはさ、万里はローカルがキツいっていう妄想が頭で膨らみすぎて自分から壁を作ってんじゃない?ていうかさ、そもそも地元に住んでるサーファーを一括りにして“ローカル”って呼ぶこと自体が違うと思うんだよね。それって国籍だけで人の性格を決めつけるレイシスト的な発想だし」
和虎は時々ド正論の豪速球を投げ込んでくる。
「それはそうだけどさ……いいウワサを聞かないのは確かじゃん」
力丸の脳裏には、ツイッタ