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江ノ島にてふと思ったこと。

江ノ島が見える海岸で、久しぶりに体を弛緩。

海のそばに住むようになり、気軽に海に遊びに来るカジュアルだけどお洒落な服に身包んだ若い女の子をよく見かける。
私は、彼女らの内的心理状況に思いを馳せる。

彼女らは、若い頃のテーマである「自分ってなんだろう」を映し出す鏡として無意識に海を使う。
海を通して自分を見る。
海に映える自分を引き出す。
海に応える自分を探す。

コットンのロングドレスや、短パンにタンクトップなどを、さりげなくも粋に着こなそうとし、空と海にふさわしいように四肢をおおらかに伸ばし、太陽に向けて自分を開放し、自分の存在の手ごたえを確認している。

地方都市の街に身を浸し、街に働きかけ、街からのフィードバックで自分の輪郭を手探りしていた若い頃わたし。
もし、海のそばで暮らしていたら、また違う方法で私は私に出会っていたのかな。
ならば、目の前の若い彼女らが海で過ごして出会っているような「自分」に、私はまだ出会っていないかもしれない。
…などと自分を重ねてみたりする。

ひとりごと。

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