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個人書店

最近独立系書店を回りながら散歩するのがとても楽しいです。これまた「俺はちょっと普通の本好きとはちがうぜえ」というアピールの一環ではないのかという疑いがありますが、とにかく楽しいのだから仕方あるまいという開き直り中。
兎にも角にも他の本屋さんでは見かけない本が沢山あるのが事実であり、わくわくしてついつい長居をしてしまいます。
何処の本屋さんに行ってもラインナップが同じでつまらないという「書店金太郎飴」問題がありますが、そもそも出版されている本を全部読める訳でもあるまいし、どの面下げて言うとんじゃと言われても仕方が無いですね。すみません。

しかし同じ趣向の人はいるもので、そういう所に行くと思いつめたような若者とか、意識高い系の若者とかがうろうろしていらっしゃいます。おっさんになってしまった僕も知ったような顔で店内をうろつきます。
全然興味の無い哲学的な本もここでは魅力的なものに見えてしまい、危うく買ってしまいそうになります。これがセレクト系書店の魔力か!
最近では店内でビール飲めたり、ちょっとしたカウンターでコーヒー飲めたりと、付加価値を高めた本屋さんがとっても増えました。
僕なんかこういう本屋さんは大歓迎で、出来ればそこでコーヒーを傾けながら本を読んでいる僕を見て、と言わんばかりのポージングも辞さない覚悟であります。

ちなみにどこで買っても同じ本じゃないかというご意見有りますが、その本をどこで買ったかって結構覚えているので、いい本だと思っている本は意識的に好きな本屋で買うように心がけています。そうすると愛着もひとしおで、本が思い出のツールになったりします。

ちなみに名実ともに自分の好きな本屋は下記の通りです。

千駄木 往来堂

http://www.ohraido.com/
超有名店ですが、見た目は普通の街の本屋さんです。所が一歩中に入るとまさにワンダーランド。目からうろこがぽろぽろ落ちる名店です。

荻窪 TITLE

https://www.title-books.com/
これまた超有名です。ちょっとおしゃれですが中身は重厚。見た事無いZINEや自費出版含めて珍しい本と沢山出会えます。おしゃれ書店の証明カフェ併設

甲府 春光堂書店

https://harulight.com/
街中の奇麗で小さな書店です。しかしラインナップは尖がっていて気が付けば沢山の本を持ってレジに立っています。何故甲府にこんな店が・・・。

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