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エルバフ選手の優勝に寄せて

ありんごです

エルバフ選手について書きます

Fares Ibrahim Elbakhさんです

オリンピックのウェイトリフティング(重量挙げ)96kg級に出場したカタールの選手で、昨日金メダリストになった方です!おめでとうございます!

ウェイトリフティングについて私はオリンピック前まで殆ど知りませんでした。でも、観るうちにその魅力にはまっていっているのを感じます

東京国際フォーラムで行われた数々の闘いを観るにつれ、気づいたことがある

選手が一度試技を行うのには最大でも3分ほどしかかからない。スナッチという挙げ方で3回試技を行い、クリーンアンドジャークという挙げ方で3回試技を行うが、それでも計6回、20分ほどしか1人の選手の表舞台登場時間はないのである

それなのに、選手の空気感や人となりというのは観ている側にびしばし伝わる!!不思議!

彼ら彼女らは試合中に言葉を発することはほとんどなく、舞台に出てきて、挙げて、舞台から下がっていく動きを6回繰り返すだけなのだ。それでも、競技にかける熱い想いや人となりが浮かび上がって、会ったこともない私たちに伝わってくるのが興味深いと思った

さて、エルバフ選手には、一番最初の試技の時から目を惹きつけられた

目の横幅が広くて、目がキラキラしていた

人相が良くて、軽やかで温かみのある雰囲気を纏っていた

(身体はものすごい筋肉ばっきばきなので身体と雰囲気の良い意味でのギャップが、印象に残った)

毎回の試技後に嬉しそうなのも好印象だった

アスリートにこんなことを思うのは失礼かもしれないのを承知で書くが、2回目の試技の時にはもう、彼を「かわいい」と思ってしまっていた

成功を重ねるにつれ上がっていくテンション、キラキラを増す笑顔、激しくなっていく喜び方、良い。良い。とても良いのだ

「もっと嬉しいことが彼に起こったらいいな」なんて思っていた

そして彼はオリンピックレコードをセットして、優勝した

その時の喜びようは、「彼にこの先もっともっと喜んで欲しいな」と思ってしまうような、かわいさだった

だって彼はその場で喜び、それから舞台の右側で喜び、それから左側で喜んでいた

こう書くとわかりづらく思うかもしれないが、これまでの選手たちももちろん、とても喜んでいた。しかし、真ん中で叫ぶとか、静かに喜びを噛み締めるとか、叫びながらも3秒後には裏に出ていくとか、そんな感じだった

だからエルバフ選手が割と長い時間舞台上で喜んでくれたのは、なんというか、優勝したからには派手に喜んで欲しいなあ、喜んでる姿を見たいなあと思っていた(勝手な私の)気持ちにクリーンヒットしたのであった

やっぱりわかりやすく純粋に喜ぶ人、好きだな

と思った次第である

もちろん彼の人を惹きつける力に惹きつけられているのだろうけれども

疑いなく喜んでいると伝わってくるからわざとらしさなんて全然ない、それも清々しいのだ

もし彼をわざとらしいなんて言う人がいたら私が怒っちゃうくらい、彼は本当にかわいく、かっこよかった

カタールに向けて手紙を書こう、と決めた

でも、かわいいなんて言ってちゃんと伝わるかわからないし、喜んでくれるか分からないから、かわいいとは書かないと思う

爽やかな笑顔が良いですと思ったのも本当だけど、英語でどう表現しよう?困ったな

でも、私が確かに感じたこの愛おしさ?かわいいと思う気持ち?「あなたに良いこといっぱいあるといいな!」と思わせてもらった出会いを、まずは残しておきたくて、この記事を書きました

エルバフ選手、金メダルおめでとうございます!

(アナウンス聞く限りだとアルバに聞こえたんですが、実際どっちの発音が近いのかしら。アルバ選手だと思って検索したら引っ掛からなくて焦った)

いつかもっと近くで拝見したいです!それまで私も幸せに楽しく生きます!

ありんご



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