うまくいかない理由

これからは
<占いなんて不要だ!>
という方は増えるかもしれないけれど
占いはなくならない。
今までとは違った形になるとは思うけどね。
と思っている
職業︰占い師の有元祥子です。

鑑定の現場でよく聞く言葉に
『なんでうまくいかないんだろう…』
があります。

『うまくいかないんだろう』
と考えることは悪くありません。
考えて、行動して、うまくいかなくて
また考えて、行動して、釈然としなくて
また考えて…
と繰り返すことで
徐々に物事の形が整い、
ご自身がなにかに
向き合う耐性も強くなる。
※これからの世の中は
「答えを考える」よりも
「答えを探す」になると思いますけどね。

うまくいかない理由を
誰かのせいにしたり
何かのせいにするのはちがうこと。

考えて、行動して、調整してと
繰り返していくと、だんだん
自分の勝ちパターンがわかって
成功体験が積み上がります。

成功体験っていうと
なにか大きなことを
成し遂げなければならない
と思いがちですが
特別なことをして
積み上げていくわけではなく
日々、小さいことの繰り返しです。

この積み上げなくして
デケーことが積み上がるわけもなく
もし、積み上がっていると
思っているのだとしたら
土台ができていないのに
積み上げちゃってるわけだから
すぐにそれらは崩れるでしょう。
※こういうことを『地に足がついていない』などといいます。

人間は困っているときに
焦るのが本質。
焦っていて、
目の前にデカイ何かがあったら
飛びつきたくなりますよね。
それはよくわかる。

でもこういうときこそ
慌てず騒がずじっくり取り組むことを
忘れないでください。

そうやって、小さな成功体験を積み重ねてきた人が
ある一定の条件はそろっているのに
今までみたいにうまくいかないときは
・万全だと思っても準備不足の可能性
・今はタイミングではない
など、考えられることはこのあたりだと思う方も
多いと思うのですが
このほかに
「うまくいかないことにメリットがある」
ってことがあります。

これは、自分では気がつかない。
自覚がない場合がほとんどなので
まさか
「うまくいかないことにメリットがある」なんて
思いもしません。

目標設定は
何かをするときに必要なことです。
この設定がないと
山登りに喩えるならば
「登る山が決まってないのに登山しようとしている」
ってことになります。
高尾山に登るのか?
富士山に登るのか?
山によって、準備は変わってくるから
どの山に登るか?(目標設定)を決めるのは大事です。

富士山に登るって決めて
装備も準備して
体力もばっちりで
いつもなら、この手順でゴールに着くはずなのに
今回は、どうもうまくいかない…

そういう時は
「ゴールにたどり着かないのが自分にとって好都合」
ってことかもしれません。

山に登りたくて進んでいるのに
頂上にたどり着かないって
ほんと、イライラすると思うんです。
でも、頂上に着かないことで自分に恩恵があるって
信じられますか?
だって、自分は頂上にいきたいのに。
ですよ。

・お金を稼ぎたいと思うけど稼げない
(忙しくなるのはイヤ)
・試験に受かりたいけれど受かったら現状維持できない
(結果より勉強を続けていたい)
・実力以上の企業に応募して御祈りメールをもらう
(ほんとは働くことが怖い / 自分は悪くないと慰めて欲しい)
・売れっ子になりたいと頑張っているけれど結果につながらない
(売れて好奇の眼に晒されるのが怖い)
など、自分でもは思ってもいない理由が
好都合に拍車をかけていることがあります。

結果に付随する状況に身を置くのが怖い。
だから、結果につながらないように努力する。と
間違った努力の方向にいくことで
現状維持しようと頑張る。

人間は、現状維持したい生き物です。

努力をしているのに
「うまくいかない…」と思っているのなら
努力の方向が自分の目標設定に正しく向かっているか?
自分に問いかけてみましょう。

思ってもいなかった理由で
自分自身が抵抗していることは割と多いです。

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