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月橘が咲いた

月橘を育てて5年ほどになる。

育てると言っても、日々お水をあげて、枝が伸びすぎてるネーと思ったらそう思ったタイミングで気ままに切って、なんか鉢が狭そうだネーと思ったらそう思ったタイミングで植え替えに適した時期とか気にせず植え替えて、なんか栄養いりそうだネーと思ったらそう思ったタイミングで気ままに肥料を撒いている、それだけ。観葉植物はもっと繊細な管理を必要としているものだ。それでも健気に我が家で生きていてくれる植物たちには感謝しかない。

健気な方々

月橘とは夏になると毎年たくさんの花を咲かせて赤い実をつける木なのに、こんな風なのでうちの月橘は花が咲く年と咲かない年がある。大体咲かない。
毎夏、咲かずに青々と葉だけ茂らせた月橘を見ると、今から管理を完璧にして来年はたくさん花が咲くところを見せてもらおう!と決意する。でもその数秒後には、いや~それにしてもなんでしょう。暑いねぇとか、猫とも遊ばなきゃならないしなとか納豆に混ぜる茗荷とか大葉とかも刻まなきゃならないしなとか思って、結局ただお水をあげるだけの日々に戻ってしまっていた。

だから先日の夜ベランダに出て強い芳香が漂っているのに気付いた時は、ワー近所のどこかで夏の花が咲いたんだー素敵だなーと思った。翌朝うちの月橘が咲いていることに気が付いて、昨晩の香りもこれだったのかと遅れて気が付いて、ビックリした。え、え、何で咲いてくれたのー?嬉しーとなった。ほんとに何で?ありがとう。

だからこの夏は窓を開けるたびいい香りがして最高です。

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