2024年1月記

今年の正月は家で過ごす。年明けて間もなく地元の神社に初詣、今年も世界が笑顔で溢れますように。

20数年ぶりに顧問の先生と会う
高校の部活の同窓会で先輩後輩15名ほど集まり当時の話や今の話で盛り上がる。
いつも思う。当時の話をしてる時は間違いなくタイムスリップして当時に戻りあの頃の感覚を思い出している、いや、あの日にいる。そして忘れてた筈の数々が呼び戻され何と自分が未熟で失礼だったかを知る。今回当時の無礼を詫びようと思ってたが、すっかりその頃に戻り失礼を上塗りして帰って来た。

中学高校と一個上の先輩、和菓子屋を継いでケーキ屋に転身、今は高校教師というアクティブな生き方に脱帽した。脱毛もしてた。



年始最初の仕事は地元チャチャタウンにてピエロ。
毎週木曜日はピエロの日、出番は隔週。もう10年以上も木曜日にチャチャタウンにてピエロをやっている。平日の昼間にピエロショー、これが中々に面白い。住処のようにいつもいるマダム、差し入れしてくれるおじさま、いつの間にか写真を撮りうちわに印刷してくれてプレゼントしてくれたおいちゃんなど
様々だ。酔っ払いがステージに上がってきて一緒にショーをやった事も。警備員に連行された時は少し寂しかった。雪の日は誰も居ない客席に向かい始める事も。まあこの経験が度胸と太々しさを育んでくれたに違いない。正月明け冬休みのチャチャタウンは子どもも多く盛り上がる、天職だなあとつくづく感じた。

自ら届けるシステム
風船体操に挑戦

2週目からは地元を離れ出稼ぎモード
愛知県春日井市にて演劇と自分史のコラボ作品を毎年創っている。
今年のタイトルは「もういっかい!」
5年目となる今年から新たな試みで中高生をターゲットに創作が始まった。
同じ作品(短編)を3チームそれぞれ上演するスタイル。
お客様に飽きないよう、繰り返す意味や懐古、やり直すなど様々な要素を入れタイトルにも反映。
実験的な試みを含め新たな出逢いや発見の多い公演になった。満員御礼ありがたい。

今年も胸熱シーンが生まれました

その演劇×自分史の創作の合間に茨城県茨木町へ
こちらは地域創造のリージョナルシアター事業で、
登録派遣アーティストになってる私の今年の担当が茨城町なのだ。
2年後に完成する多目的ホールの気運醸成と演劇を通して芸術を町民へどう届けるかのお手伝いといった形だ。リサーチで訪れた涸沼(ひぬま)は汽水湖でシジミに鰻、豊かな生態系と豊かな自然が心の洗濯をしてくれた。

プロフィール写真にしたくなる一枚

今月はほぼ春日井に滞在して創作してました。
居酒屋での面白エピソードや深夜にコンビニ駐車場にて揉めるカップル(後に警察沙汰)休みの日に連れて行ってくれたおりがわダムなど語り出すとキリがない。ダムの写真だけ残しておこう。

おりがわダム
壮観。ダムカードもらった


昨日は音楽物語という演目にお邪魔して地元の幼稚園にてヴィオラ、ピアノ、に混じり芝居を行った。
作品は「よるの動物園」
かつての到津ゆうえんの園長、阿南哲郎さんが実際に経験した体験談を物語として本にした作品の出演。
幼稚園児の何も汚れのない眼差しが眩しく痛かった。

きつねのお話をしたよ

そんな月記を書きながら愛媛県松山に到着した。
2月は一週間松山滞在。
統合失調症の方々と創るワークショップ
子どもの表現を考えるラボ
次年度に向けての話し合いなど今年度の松山での仕事の総まとめに来たのである。

2月は映画の撮影や3月に公演する作品の演出、アリプレのワークショップと短編公演とまだまだ忙しく動きそうだ。3月は少し落ち着く予定。毎年そうなのだが、4、5、6月はほとんど開店休業状態。やはり公共からのお仕事が多いと年度はじめは事業組み難いのだろう。
焦っても仕方ない、途中になってる実家のリフォームでもやるかな。

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