ご挨拶と過程と種明かし①

この度は応援、ご来場、声援をありがとうございました。改めて多くのお客様に愛されそして見届けて頂き、また初アリプレの方も多く新しい出逢いに嬉しい気持ちで小躍りしております。

公演後の残務作業に追われながら、自宅の壊れた冷蔵庫を買おうとして余りにも高額な事におののいたり、某専門学校の1年生に2年から始まる専門コースの模擬授業したり、中学校へアウトリーチ(出前授業)行ったりと師走満喫しておりました。
感謝の言葉が遅くなりすいません。

アリプレは2005年に産まれました。
俳優が、舞台美術、音響、照明に出来るだけ頼らず身体ひとつでどれだけ勝負出来るかを確かめる為に始めたユニットでした。コントを軸にストレートプレイよりも難しい笑いに挑戦するユニットとして立ち上げた記憶があります。
当時、飛ぶ劇場という劇団に所属しながらその劇団員の有門と加賀田の2人で始めたユニットです。
有門が代表、演出を担当し加賀田が制作、プロデューサーを担当してました。

旗揚げ公演は現在は無くなったスミックスホールESTAのホワイエでの公演から始まりました。
客席も40席くらいだったと思います。
今回公演に出ていた寺田、葉山も参加してました。

そこから時は過ぎ、飛ぶ劇場の劇団員も入れ替わり、私も退団して有門正太郎プレゼンツを劇団として引っ張る立場になって行きました。
劇団として活動するからには劇団員が必要という事で、劇団員を募集し現在の様な形になって行きました。
劇団員の木下と野村は高校生の頃に講師、受講生という出逢いから卒業し大学入学のタイミングで入団しました。坂口は富良野塾の先輩から紹介されアリプレの門を叩いた形です。後に常軒とナポが入団します。今回はナポは就活の為サポートとして支えてくれました。他にも門司、有門龍之介と家族も劇団員として過去の作品に頻繁に出ております。
今回は息子が受験生の為、受付などサポートとして参加しました。

そして、制作、プロデューサーの加賀田ですが本人のスキルが高すぎてしまったのでしょう。現在は県外の某劇場で制作統括として劇場の事業を支える立場として奮闘しております。今回彼が側に居ない初めての小劇場公演でした。見えない所で色々とやってくれてたのだなぁと痛感しました。

是非とも有門正太郎プレゼンツの制作やってみたいお手伝いしても良いよという方いればお知らせください(笑)

・作品の種明かし

お互い様、他力本願寺
タイトルは気に入ってるんですが、まあどんな話にするのか迷いました。今までで1番書いては試して没にする作業が多かった気がします。付き合ってくれた役者陣には頭が上がりません。

お寺のお話だろうなとは思うのだけど、宗教色は極力消したい。出来るだけポップに軽く笑える様な展開をどうか作れないかと試行錯誤しました。
他力本願寺に誰かが逃げて来る話にしようと決めてましたが、どうもこの他力本願寺の説得力が受け入れてもらえるかここが一番の悩所でした。
台本の締切も過ぎ、何処か責任取れない煮えきれない自分を「もういい、殺すなら殺せ。何言われようと好きにさせてくれ!」と開き直った辺りから一気に筆が進んだ気がしてます。

元々俳優志望な私ですが、人間観察が大の好物でして作品に出て来る登場人物も1人づつ印象に残り俳優として魅力が出せる役をと考えてながら書いたり演出したりしてる印象です。
今だに自分が、作家や演出家の気持ちはあまり無いかな。

後半につづく

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