ヨルシカ「盗作」レビュー
現在2020年9月2日の午前0時を過ぎたころに書いています。
理由は、昨日が8月31日と勘違いしていたからです。
Twitterで、ヨルシカの「盗作」のレビューの記事を見て、書いてみたいなと思っていたのですが(図書カード欲しさもありましたが)、ギリギリすぎた結果、勘違いしてしまいました。ギリギリは良くないなと反省しました。
その後、noteで ヨルシカ と検索して、ヨルシカのレビューを読んで、
このレビューいいな
私も書いてみたいと思いました。
知識も何もない素人のレビューなので、間違ったことや意味が分からないことを書いていても、あたたかく見ていただけたら嬉しいです。(とても長い文になっています。語彙力もありません。長々とすみません。)
ヨルシカの「盗作」のCDを買うかどうか、最初は迷っていました。今までの曲は、
音が高くて綺麗な曲
という個人的なイメージがありました。
なので、今回のCDにある曲を動画で聴いた時に、音低っ!って思いました。今までと少し違う雰囲気で戸惑いました。迷ったのですが、ヨルシカのYouTubeラジオを聴いて、やっぱり曲いいな〜!!と思って買いました!!
夜にCDを流して、全て聴き終わったあと、小説を最後まで読み切った感覚でした。1曲目から14曲目までが1つの物語のようで、曲が進むに連れて主人公の年月が変わってて、物語を聴いている感覚でした。1つ1つの曲に心打たれました。
「音楽泥棒の自白」「青年期、空き巣」
「朱夏期、音楽泥棒」「幼年期、思い出の中」
の4つの曲が、今主人公はこんな状況でこんな感情なのかなと想像しながら聴いていました。音でこんなに想像できるのだと思いました。「負け犬にアンコールはいらない」のCDの時も、音だけの曲があって、すごいお気に入りで、その音の曲だけをリピートして聴いていたいです。
「昼鳶」は、イントロからかっこよくて、歌詞のインパクトがすごくて、「盗作」の最初にぴったりの曲だと思いました。歌詞にある、
嫉む脳裏は舌打ちばかり
の「ばかり」の部分のsuisさんの歌い方が最高にかっこいいです!!サビもとてもかっこいいです!!
「春ひさぎ」は、テンポがすごくいいなと思いました。イントロとサビのテンポがつい歌いたくなってしまうテンポだなと思います!
「爆弾魔」は、「負け犬にアンコールはいらない」のCDにもある曲で、同じ曲だ!!と思いました。歌詞にある、
青春の全部に散れば咲け
散れば咲けよ百日紅
の部分がお気に入りです!
「レプリカント」は、歌詞もテンポもすごいよくて、とてもお気に入りの曲です!!歌詞の1つ1つが主人公の独白のようで、語りかけられているように感じました。
そしたら心以外は偽物だ
言葉以外は偽物だ
の部分は、言い換えると心と言葉は本物という意味にも思えて、心や言葉は自分自身から出てきたことなので本物で、あとはすべて偽物(=模造品=レプリカ)だと次の歌詞で言っているように感じました。
神様だって作品なんだから
僕ら皆レプリカだ
題名の「レプリカント」の意味を調べてみると、
人工的に生成された有機体である
という意味でした。この意味を見て、人が意識的に作ってできた「生活」は、人によって創られた「映画」などの芸術と同じなのだと主人公が言っているように思いました。
「花人局」は、テンポがすごいよくて、suisさんのハミングのところがすごいお気に入りです!!どの曲も物語を聴いている感覚で、特にこの「花人局」はストーリー性があるなと思いました。
「盗作」は、CDの題名にもなっていて、主人公の叫びのような感じだと思いました。
彼奴も馬鹿だ。こいつも馬鹿だ。
褒めちぎる奴等は皆馬鹿だ。
群がる烏合の衆、本当の価値なんてわからずに
まぁ、それは僕も同じか」
の歌詞の部分がいちばん残っていて、流行りに乗っかったり、周りに人気のあるものを自分も見てみておすすめしたりする時に、「流行っているから」「人気だから」という理由で、本質は全然見えていないし、分かっていないのだろうなと思いました。そして、主人公もまた同じなのかなと思いました。
「思想犯」はsuisさんの歌声と歌い方がとても素敵で、サビの高音の部分が綺麗で景色が浮かんできました。
烏の歌に茜
この孤独も今音に変わる
面影に差した日暮れ
爪先立つ、雲が焼ける、さよならが口を滑る
のサビがすごいお気に入りで、「雲が焼ける」という書き方がいいなと思いました。「さよならが口を滑る」の部分が、言うつもりはなかったけど言ってしまったという感じがすごいいいなと思いました!!
「逃亡」は、このCDの中で1番好きな曲です!!ヨルシカのラジオで、suisさんとn-bunaさんが「逃亡」をギターと歌で歌っていたのを聴いて、歌詞とテンポとハミングが最高にいいなと思いました!ギターと歌がすごい綺麗で、CDで聴くのが楽しみでした!!CDを聴いて、伴奏と歌とハミングが合わさって、テンポも絶妙によくて、ジャズっぽくて、めっちゃ最高でした!!全部がよかったです!!
「逃亡」と「よふかしのうた」がコラボしたPVが、漫画と歌の世界感がすごい合っていて、映像が綺麗で、すごいお気に入りです!「よふかしのうた」の漫画は読んだことがあって、雰囲気とかがぴったりあっているなと思いました!
「夜行」は、ヨルシカのラジオで聴いて、すごい綺麗だなと思いました。suisさんとn-bunaさんが歌っていて、声が重なって綺麗なハーモニーになっていて、とにかく綺麗でした!!
はらはら、はらはら、はらり
晴るる原 君が詠む歌や 一輪草
他には何にもいらないから
の歌詞の繰り返している部分が絶妙によくて、全部の歌詞や動画からも幼少期の風景が浮かんできました。
「花に亡霊」は、このCDの最後の曲で、穏やかなテンポで、歌詞も歌声も優しい感じがしました。
最初と最後に出てくる
もう忘れてしまったかな
夏の木陰に座ったまま
氷菓を口に放り込んで風を待っていた
の部分が、少し違う感じに聴こえて、最初の方は回想のように聴こえて、最後の方は時間がたったあとの回想のように聴こえました。
最後の3曲は、すごい綺麗な曲だと思いました。「昼鳶」から「思想犯」までとは雰囲気が変わって、暗い言葉がなく、ただただ綺麗で純粋な歌だと思いました。
そして、最後の3曲には「夏」をイメージする歌詞があって、「夏」は青春とか夏休みとか子どもの頃の綺麗で楽しかった思い出が連想されて、主人公も子どもの頃は綺麗な思い出がたくさんあったのだろうなと思いました。
どんどん大人になるにつれて、醜い気持ちや考えが生まれて、そして、今の「主人公」になったのかなと思いました。たくさんの出会いや成長があって、感情が生まれて、嫌な自分が生まれて、人の嫌な一面を見て、それでまた悩んで、あの頃の綺麗なままではいられないけど、その繰り返しでできているのだと思いました。
長くなってしまいましたが、もしも読んでくれた人がいたらありがとうございました!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?