人生は“縁取られている”から美しい
今日は、先月の大人の冒険旅で訪れた
アリゾナの秘境で見た満点の星空の
インスピレーションについて
書いてみたいと思います。
その星空が、こちら。
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私たちはつい、
「これがああだったら」
「あの人がこうなってくれたら」
「もっと自由な時間があったら・・・」
と、日々の日常から
「自由」になりたい
と思うことがあります。
これがこうだったら
あれがああなったら
「もっと自分らしく」
「自由でいられる」
のに…と。
私もずっとずっと、思っていました。
先月訪れたグランドキャニオンの奥にある
秘境、ハバスパイ村。
そこはグランドキャニオンに囲まれた土地で
宿泊したハバスパイロッジの窓からも
こんな風にグランドキャニオンの岩肌が見えます!
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到着した日の夜は
とても晴れていて
その夜、わたしたちは
満点の星空と出会うことができました。
その時、星空と、
周りの景色を見ながら気付きました。
あ、囲まれてるって美しい。 んだと。
私は数年前、
日本の富山県の霊峰、館山の上で寝っ転がって
ほんとうに遮るもののない、
無尽蔵に広がる満点の星空を
見たことがあります。
その時は
まるで自分が宇宙空間に
ぽぉんと放り出されたかのような
少し、気持ち悪くなるぐらいの
おびただしい数の星を見ることができました。
それはそれは不思議な感覚で、
痺れるほど感動したのを覚えています。
(※むっちゃ寒かったからシビれたわけではありません。でも寒かったよ!)
でも、今回の星空を眺めながら
「枠が星空の美しさを増している」
ことに気づいたのです。
この場合、
「枠」はそびえ立つグランドキャニオンや木々。そして村の家々。
それって、実は人生も一緒なんじゃないかとおもったのです。
どういうことかというと・・・
私たちは生まれた瞬間から
いつか命が果てることだけは決まっています。
それもある意味、すべての人に共通する
制限、「枠」です。
だからこそ、今ここにあって
瞬間瞬間を愛おしむこと、
生きていることの意味、価値が際立つ
のだと・・・。
ある意味当たり前と言えば
当たり前のことなのですが・・・
私たちはつい忘れがちです。
それは
名画はそのままでもちろん素晴らしいけれど
ふさわしい額に入ると一層、引き立たてられる
のと、同じようなことではないかと思うのです。
※普段、額のことなんてほとんど考えちゃいないですよね。
これまでは、私の中で
「無尽蔵に自由なこと」
「なにも制限のないこと」
が
「とても素晴らしいこと」
いえ、もしかしたら
「最も素晴らしいこと」
のように位置づけていたところがあります。
でも、
縁取られた世界だからこそ
「自由」や「奔放さ」の魅力が
さらに際立ち、
憧れすら感じられる
のだなと、
やっと・・腑に落ちました。
もともと無尽蔵に自由な世界、
何もかもポンポン叶う世界だったら
私達が空気を吸っているように
何か起きることがあまりにフツー過ぎて、
そのメカニズムの凄さにわざわざ
感動したりしないのではないでしょうか。
はっきり言って、気づきもしないと思うのです。
仕事の時間や家事に追われて、
やりたいことが思うようにできない
だからこそ、
お気に入りのカフェで一息ついて
自分時間を楽しんだり
自分のメンテナンスに時間を割く
ちょっとした時間に幸せを感じたりもできる。
個人セッションではよく
もし何の制限もなかったら?
という言葉をつかってご質問することがあります。
制限を外して夢や想像を広げて答えていただくのですが
制限を外すことを知る一方で
その制限があるからこそ
感じられるものがあると同時に知っていると
自分の人生の時間を、
今ここの幸せを、
より深く味わうことが
できるかもしれません。
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人生は“縁取られている”から美しい
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イラストレーター、
心の声を聞くセラピスト
力石ありか
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