教育訓練給付金の申請手続き②私がやったこと

自分の備忘録と、誰かの役に立つといいなと思って記載しています。
今回は、具体的に、わたしがやったことについてです。


①ハローワークで制度の説明を受ける

(省略可。電話でも可。)
とりあえずハローワークの教育訓練給付担当窓口に突撃し、申請の流れを教えてもらいました。自分が受給対象であるかどうかもハローワークで確認できます。

私が持参したものは以下の2点ですが、手ぶらでも大丈夫だと思います。
東大SPHの講座概要:厚労省HPの教育訓練講座検索システムを使って厚生労働大臣指定教育訓練講座として登録してあることを確認したときに、講座概要のページをプリントアウトしました(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/kyouiku.html)。
直近の給与明細:雇用保険に入っていることが伝わるかな、と思って持っていったけれど、特になくてもよかったかも。担当者が目を通して、給付予定額の説明の時に計算で使ってくれたくらいでした。

※対象者にはいろいろな要件がついています。迷った場合はハローワークで聞くのが一番だと思います。

※教えていただいた情報では、特に常勤の公務員の方などは、雇用保険への加入歴次第で対象であったりなかったりするようです。

※他にも、年度末(3/31)に退職して、次々年度に入学(4/1)する場合は、1年と1日経ったとカウントされ、給付対象から外れると教えていただきました…!


②キャリアコンサルティングの電話予約

キャリアコンサルティング予約専用ダイアルに電話し、取り急ぎ、自分の行ける日程で予約をとる。電話番号はハローワークで教えてもらいました。

コンサルティング予約の電話をすると、日程調整だけでなく当日までに準備する必要がある書類(ジョブカード)についても丁寧に説明してくれた。
・コンサルティング実施場所はハローワークの建物
・コンサルティングを受ける前に自分でジョブカードを作成し、プリントアウトして当日持参する必要がある。

私は様式1-1、様式2、様式3-1、様式4-1を作成するよう指示されました。書式はホームページより自分で入手(https://jobcard.mhlw.go.jp/job_card.html#jobSample)。


③キャリアコンサルティング

予約の時間に、ハローワークへ出向き、キャリアコンサルタントと面談しました。所要時間は30分かからないくらい。

記載の体裁を手直ししてくれたり、どうして教育訓練対象講座(東大SPH)をうけたいか、その先どのようなキャリアを考えているかなど、簡単に確認されます。

最後に、ジョブカードの裏面(第2面)に「訓練をうけ、キャリアアップする意思を確認した」のようなお墨付きを書いてもらいます。

ジョブカードは第1面を自分で記載し、キャリアコンサルタントに第2面を記載していただくことで完成するため、面談をうけることでジョブカードが完成します。


④「専門実践教育訓練給付金の受給資格決定」を受

ハローワークの教育訓練給付窓口で行う手続きです。ここまでを入学前に必ず済ませる必要があります。

手続きには、完成したジョブカードが必要。その他の持ち物ははご案内(https://www.mhlw.go.jp/content/000571214.pdf)p.5に載っている〈受講前の提出書類〉を示されました。私の場合はジョブカード、マイナンバーカード、運転免許証、通帳でした。

③と④は同日でも可。(私の場合は地方在住なためか、何も考えず、キャリアコンサルティングでジョブカード完成→その足で教育訓練給付窓口へ持参し、受給資格決定の手続きができました。)

※教えていただいた情報によると、東京においては、キャリアコンサルティングは、東大所在地を管轄する飯田橋ハローワークまたは、ご自身の居住地を管轄するハローワークへ予約できます。が、同日申請する場合は居住地のハローワークへ提出物を持参するようです。

1週間程度あとに、給付資格決定書が自宅に郵送されてきます。その先の手続きは、退職したあと、4月以降に行います。

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いろんな方が、新しく分かったことをtwitterで教えて下さり、本当に感謝です。

また、公衆衛生的な課題というか、
せっかく素晴らしい制度があっても、必要としている人に情報が届きづらい、
そもそもこういう制度があるコト自体を知っていなければ、検索しようともしないため辿り着けない、
逆に、いったん足がかりができてしまえば、ハローワークの窓口担当の方とかキャリアコンサルタントの方とか、とても丁寧に対応してくれるため、

適切な対象者が適切なタイミングで必要な情報を得て、最初の一歩を踏み出せることの重要性を身を持って体験しました。

私のライフワーク的な興味関心のひとつが、現在のリソースで最大限の幸福が得られるようにする、ということで、

例えば、SPHに通う苦学生の救済という目的のために新たな基金を設立するという太っ腹な方法以外に、
既存の制度へのアクセス率をあげるっていう方法(合格通知にこの制度の案内をいれる、学科のオリジナルホームページで案内するなど)が考えられるということ。

医療従事者が足りないから人数を増やせ、以外に、
少ない人数でエッセンシャルな仕事ができるよう、既存スタッフの頑張りのベクトルを調整し、業務を点検していくこと。

電力が足りないからもっと火力を上げて発電しろ、ではなく、
送電線の伝導効率を見直すことで、必要量の電気が必要な人に届くようにすること。

世界には、思いやりや救済となる良いものや制度が溢れていて、ちょっとの工夫でアクセス率が変われば、少しの労力でたくさんの幸福が増やせる、

そんなことを身を以て知った良い経験でした。

また、会ったことのない同期や先輩の方々から色々な情報をいただいて、みんなで支え合う経験も特別でした。

この体験記が、たどり着いた方のお役に立ちますように。

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