東大SPH受験体験記・面接編

こちらは、面接編です。

正直、面接の方に根拠のない自信というか、人と話すのが好きだから大丈夫でしょう、という感覚があったのですが、

蓋をあけてみるとコテンパンだったかな、という自己評価です。

機材について

ヘッドセットはあった方が良いと思い、購入しました。

家族とちょっと試してみた程度であまり使い方を知らずに本番になってしまい、設定音量が大きすぎる状況で面接を受けました。
耳元で大きすぎる声がすると、思考がシェイクされる気がするのであまりお勧めではありません。適度な音量にすることの重要性を痛感しました。

準備したこと

さらっと自分の書類選考のときの小論文や活動歴を流し読みしました。

また、小論文のテーマに関連する事項をインターネットで調べ、どんな論文があるかをみていました。

過去の先輩方の体験記を熟読し、自分のこれまでとこれからの棚卸しをしました。
自分がどんな価値観で何をやってきて、これから何をやりたいのか、自分と向き合えたと思います。

余談ですが、教育訓練給付金の申請のために書く「ジョブ・カード」というものがあるのですが、その様式1-1のキャリアプランシートがまさに、自分の棚卸しを目的としたシートです。
私はジョブ・カードを2月になってから書いたのですが、面接対策として自分の振り返りをしたときのメモのコピペでほとんど埋まりました。
もし、何かフォーマットがあったほうが考えやすいという方がいたら、キャリアプランシートを埋めながら考えてもいいと思います。フォーマットはインターネットから手に入ります。
合格後に給付金の申請にも使えますし、一石二鳥ですね。

内容と答えたこと

・「受験の動機、やりたいこと」使い古されたフレーズではなく、自分の言葉で答えられるように準備しました。

・「小論文について、根拠やアウトカム評価」知っている限りの知識と、分からない部分はSPHに入学してから学びたいというニュアンスを伝えましたが、先生方からは厳しい意見をいただきました。本気で公衆衛生の専門家になりたいのなら直すべき詰めの甘さを指摘し、気づかせてくれているという印象を受けました。1年コースで受験したけれど、これだけ厳しいことを言われたのだから、2年コース、あるいは来年出直してきなさい、という結果でも納得できたくらい、自分の足りない部分を端的に抉りだされた気がします。

・公衆衛生に関する基礎知識については、小論文とからめつつ、過去問レベルの知識があるかどうかを問われた気がして、無難に答えられたと思います。

・「コロナに関して考えていること」臨床で考えていることと社会を見て感じていることの両方を答えたくてとっ散らかってしまいましたが、気持ちは伝わったと思います。

あと、想定質問として「すでに博士課程に行った上でSPHに入学したい動機は?」というようなものを聞かれるだろうと思っていましたが、質問者の先生が他の受験生の方の経歴と混同するというハプニングが起こり、タイムアウトとなったので答えませんでした。用意していたのになぁ…と少し残念でした(笑)

総じて、辛口というか自分の甘さを自覚した面接でした。
また、先生方のオーラに呑まれた部分もあり、悔しいけれどかっこいいなぁ、という感想でした。
自分のたりなさが不甲斐なくて流した悔し涙を忘れずに、せっかく合格をいただけたので、成長した姿を見せたいと思っています。

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