タスクシュートで割り込みをどう表現するか
おつかれさまです。
タスクシュート認定トレーナーであり、「タスクシューター界のジェームズ・ボンド」ことありひとです。
いつも自分のマガジンでは、タスクシュートに関して抽象的な話をしているばかりしているわたしですが、たまには自分のタスクシュートの具体的な使い方について語ってみたいと思い、無理言って同じくタスクシュート協会で一緒に活動しているTOSHINORIさんのマガジン『俺のタスクシュート』向けに筆を取らせてもらいました。
前回ちょうど「割り込み」の話をしたので、わたしがタスクシュートで「割り込み」というものをどう表現しているかっていう話をしたいと思います。
2種類の「割り込み」を定義している
わたしは「割り込み」を以下の2種類に定義しています。
自分からの割り込み
他人からの割り込み
1.自分からの割り込み
まずひとつ目の「自分からの割り込み」です。これはいわゆる「脱線」ですね。
「〇〇をしようとしていたけど、気がついたら△△をしようとしてしまっていた」というやつです。
例えば、「noteを執筆しようと思っていたけど、気がついたらX(旧twitter)を眺めていた」とかですね。
2. 他人からの割り込み
これが一般的に表現されている「割り込み」です。
「このタスクを30分集中するぞ」と決意して10分くらいやったタイミングで同僚や上司から「あの件、どうなってる?」と問い合わせを受けて自分がやろうとしていたタスクが中断される。そんなパターンです。
「割り込み」を「モード」で表現している
「割り込み」をどう表現するかはタスクシューターの個性が出て面白いところです。わたしはTaskChute Cloudの機能である「モード」を使って表現しています。
「自分からの割り込み」は「BeHacked😈」というモードにしています「ハッカーにパソコンをハッキングされる」みたいなニュアンスで自分が悪魔にハッキングされているイメージです。この悪魔っていうのは欲望や欲求とかを抽象化した表現です。
「他人からの割り込み」はより直接的な「Interrupt💥」というモードで表現しています。これはまんまですね。
ちなみにTOSHINORIさんはタスク名に接頭辞で表現しているそうです。「<」から始まるタスクがわたしの定義で言う「自分からの割り込み」、「>」が「他人からの割り込み」だそうです。
このあたりはまたでTOSHINORIさん本人から紹介されるかもしれません。
他にも同じくタスクシュート認定トレーナーのむつみさんは「割り込み」を「人に貢献する時間」というタスク名で表現しているそうです。
タスク名から捉え方を変えるすてきで面白いアプローチですよね。
割り込みを別に評価・分析しているわけではない
「モード」で記録しているとTaskChute Cloudであればレビュー画面から、その日割り込みがどれだけの割合を占めるかを確認することができます。
ただし、わたしは現在そこに対してなにか評価やふりかえりをしているわけではありません。
実は、この取り組みをはじめたときは分析をしたくて割り込みを「モード」で記録していました。
「今日は他人からの割り込みが多かったな。明日は集中する時間をブロックしよう」とか「脱線が多い。もっと自制していかないと」とか。
しかし、そういう考えは今ほとんどありません。
他人からの割り込みはコントロールできるものではありません。そもそも仕事でも家庭でも他人との関わりが大半を占めます。そのなかで「割り込みがないほうがいい」という前提に立つほうが無理な話です。
そのあたりは前回のnoteに書きました。
「自分からの割り込み」=「脱線」はどうでしょうか。これは自分次第なのでなんとかできそうでしょうか。昔はそう思ってましたが、今はあんまりそう思っておません。
「Anki(単語帳アプリ)を開こうと思ったのがいつのまにか少年ジャンプ+を開いて更新されていた『タヌキツネのゴン』を読んでた」なんてことは何十回とやってますが、多分その時はそこでマンガを読んでなければ他のなにか、MPみたいなものがそこを尽きてたのかな?と思うようになったのです。
ログにある程度ラベルがついていたほうがタスクシュートとして「おもしろい」ので、モードでの表現を残したままにしているわけですが、極論は他のタスクと区別しなくてもいいと思います。
こういう捉え方ができるようになったのは、タスクシュート協会理事のjMatsuzakiさんや佐々木正悟さんの影響はあるのですが、腹落ち自体はタスクシュートを使うなかでじわじわとできてった感じでです。
そういう意識やあり方、捉え方をじっくり矯正してくれるのがタスクシュートってすごいですよね。
今日はこのへんで。ありひとでした。
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