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立誠小学校「おもいでのよせがき」

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元・立誠小学校では、小学校跡地活用プロジェクトとして、立誠・文化のまちプロジェクト〜立誠・文化のまち運営委員会を組織し、芸術・文化発信の場として活動を続けて参りましたが、ここで現… もっと読む
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2017年12月の記事一覧

沖野 修也(プロデューサー、作曲家、選曲家)

20代の前半、四条縄手が仕事場だった僕は、よく木屋町をブラブラしたものです。その頃から建築好きだったから、立誠で学んだ人が羨ましかったなぁ。ここ数年、コーヒーを飲みに行ってますけど、ここは都会のオアシス。今は東の人に羨ましがられてます。

河合 健(京都造形芸術大学環境デザイン学科)

「京都ランドスケープデザイン展」の企画者の1人として2004年秋から2016年まで、「まなびや」の一環として13年連続で参加させていただきました。この年月に改めて驚くと共に、この間いつも変わらぬ大きな心で学生達を支えて下さった地元の皆様に感謝し、心から御礼申し上げます。展覧会の企画・運営を通して実に多くの学生達がこの元・立誠小学校に集い、ここでの経験と思い出を胸に、社会に巣立ってゆきました。毎年の夏祭りへの参加は、まちなみや風景について考える学生達にとって、高瀬川に足をつけた

門谷 風花(元・立誠シネマスタッフ)

3年もないくらいでしたが、シネマのスタッフとして働いていました。明るい教室から薄暗い劇場への入り口、廊下を歩く足音、窓の側の埃まで鮮明に思い出せます。映画がかけられ、人がいて、出来事があって。わたしにとって青春の場所です。苦楽を共にしたスタッフのみなさん、事務局・地元の方々に感謝です。そしてシネマやイベントに来てくださった方にも!立誠小学校、ありがとうー!

上田 誠(ヨーロッパ企画)

高校生の頃に学園祭でクラス劇をやったことがあまりに面白くて、その延長で劇を続けているようなものですが、そういう放課後のときめきみたいなことが30歳を超えて厚かましくも味わえる、8月48日みたいなインチキみたいな場所でした。これからもずっとあってくださいずっとやりますからという思いです。

横山 清正(気持ちのいいチョップ 月面クロワッサン)

僕が立誠小学校を知ったのは大学1回生の終わり、「法王庁の避妊法」というお芝居を観に行った時だったと思います。御池通りから高瀬川沿いを下り、数多の飲み屋さん、ニイちゃん、ネエちゃん、キャッチをすり抜け、本当にその”小学校”はここにあるのだろうかとその存在を疑い始めた時、夜の木屋町にひっそりとそびえ立つように立誠はありました。木屋町の明るさを遠ざけ、暗がりで優しく、そして少しあやし気に光るそのアンバランスさが醸し出す空間にワクワクしたのを今でも覚えています。立誠で観るお芝居、演る

別所 弘茂

私が立誠小学校と出会ったのは、今から10年ほど前、まだ大学生の頃でした。歴史ある校舎と、それを守るために奮闘する地元の方々とまちづくり活動を共にする日々。当時、進むべき将来の方向性に悩んでいた私にとって、大きな人生の分岐点になりました。もし立誠小学校に出会っていなければ、今の自分が歩んでいる人生はおそらく存在しなかったでしょう。私にとって立誠小学校は、まさに京都の原点であり、また「母校」のような特別な存在です。この立誠小学校がこれからもずっと、地域の方々をはじめ、訪れるすべて

神里 雄大(作家・演出家)

演劇公演の場所として、2回使わせてもらいました。京都で初めて公演をした、思い出の場所です。改修工事をするということで、校舎のあの雰囲気は変わってしまうのかもしれませんね。寂しい気持ちもなくはないですが、世界は有為転変、変化してよりよい雰囲気をまとってくれるように、微力ではあるものの、ぼくもまた協力できたらうれしいです。きっとそうします。

天野 準子(ライター)

中京区に生まれ育ち、とは言え立誠小学校出身ではないんですが、幼心にすごい街中にある小学校だな・・・楽しそうってちょっと憧れていたり。廃校になってからさまざまなイベントや職員室のコーヒーショップに訪れるようになった時ちょっとうれしくなりました。17年夏、盆踊り大会で、地元の人や木屋町の飲食店の人たち、観光客、外国人ツーリストが一体になって楽しんでる光景もほほえましく、街中にある小学校らしいな・・・て思いました。本当にすごく楽しかったです。ありがとう、立誠!

倉橋 基

いろいろなイベントでお世話になりました。母校でもないのに愛着があります。新しいスペースの発展を期待しています。新しいスペースも地域や市民に愛される場所であってほしいです。

あごうさとし(一般社団法人アーツシード京都)

演劇やダンスをたくさん拝見しました。ダンスファンファーレでは、多田淳之介さんの作品「シンポジオン」に出演させて頂きました。作品や人との出会いが多く、私の人生をダイレクトに豊かにして頂きました。ケントリッジの展示も印象深い。実に豊穣な場が、都市の中心にあったことは、変えがたいものと今でも強く感じております。これまでありがとうございました。また、新しい場が生まれることを祈念いたします。

DJ SHIOTSU(CartoonMafia / しおつ工房)

いつ訪れても古き良き時代にタイムスリップさせてくれて、安らぎを提供してくれた立誠小学校。たくさんの思い出がありますが、やはり1番の思い出はトラベリングコーヒーでNWAのEAZY-Eのドキュメンタリー映画のタイアップ企画でしおつ工房展示会をさせてもらった時です。僕にとって初めての展示会だったので足らずなことが多々あったけど、心に残る貴重な経験をさせて頂きました。立誠が無くなるのは本当に残念ではありますが、少しでも携われたことを本当に光栄に思います。校舎は無くなっても僕の記憶には

P.M.Ken(Photographer)

東京在住ですが今も京都を訪れた際に立ち寄ります。関西の姪が成人したときは、晴着姿をこの風情ある校舎の中で記念撮影させてもらました。離れて暮らす姪っ娘との大切な思い出です。

中村 佳太(大山崎 COFFEE ROASTERS)

コーヒー豆屋として『ENJOY COFFEE TIME』や中村佳穂さんのライブイベントで過ごした時間は、思い出すだけであたたかい気持ちになります。たくさんの子どもたちや地域の方々が大切に積み重ねてきた時間だけが生み出せる、唯一無二の空間。そんな立誠小学校で多くの方にコーヒーを届ける機会に恵まれたことは、とても幸運なことでした。何より印象に残っているのは、立誠小学校やイベントを運営しているみなさんの細やかで優しい心遣いです。あの空間を、文化を、心から大切にしていることが伝わって

おかけんた(よしもと芸人、「京都国際映画祭~映画もアートもその他もぜんぶ~」アートプランナー)

「京都国際映画祭~映画もアートもその他もぜんぶ~」で、2014年から2017年まで元・立誠小学校を使わせていただきました。歴史ある学び場での展示は、私に様々なことを教えてくれました。そしてムチャ言ってもそれを実現してくださる立誠関係者の皆さんには、大変お世話になりました。会場として使わせていただいたのはたったの4年間でしたが、ある意味卒業生の気分です。小学校を卒業して45年、「教育」、教えて育てるという意味をこの立誠は思い起こさせてくれました。雄々しき立誠小学校さん、素晴らし